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イラク情勢 劣勢のISが巻き返し図る4月15日 6時32分
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イラクでは、政府軍がアメリカなど有志連合による空爆の支援を受け過激派組織IS=イスラミックステートに対し攻勢を強める一方、ISは、国内最大の製油所に攻撃を仕掛けるなどして巻き返しを図っており、予断を許さない状況が続いています。
イラクの政府軍は、アメリカなど有志連合による空爆の支援を受け、今月はじめ、過激派組織ISに支配されていた北部の主要都市ティクリットをおよそ1か月にわたる戦闘のすえ、奪還しました。
地元メディアによりますと、政府軍は13日、西部のアンバール県でもISに対する掃討作戦に乗り出し戦闘は14日も続いているということです。
政府軍としては、隣国シリアに接するアンバール県からISを撤退させることで補給路を断ち、ISの最大の拠点、モスルの奪還に向けてはずみをつけるねらいがあるとみられます。
これに対し、ティクリットから撤退したISは、北におよそ40キロ離れたベイジにある国内最大の製油所に攻撃を仕掛けるなど巻き返しを図っており、予断を許さない状況が続いています。
またISは、北部の遺跡を破壊したとする映像をインターネット上に相次いで公開しており、力を誇示する思惑があるとみられます。
一方、アサド政権、反政府勢力、それにISが三つどもえの戦いを続けている隣国のシリアでは、ISは首都ダマスカス郊外にまで攻勢を強めるなど支配地域を拡大する動きを見せており、戦いの長期化は避けられない情勢です。
地元メディアによりますと、政府軍は13日、西部のアンバール県でもISに対する掃討作戦に乗り出し戦闘は14日も続いているということです。
政府軍としては、隣国シリアに接するアンバール県からISを撤退させることで補給路を断ち、ISの最大の拠点、モスルの奪還に向けてはずみをつけるねらいがあるとみられます。
これに対し、ティクリットから撤退したISは、北におよそ40キロ離れたベイジにある国内最大の製油所に攻撃を仕掛けるなど巻き返しを図っており、予断を許さない状況が続いています。
またISは、北部の遺跡を破壊したとする映像をインターネット上に相次いで公開しており、力を誇示する思惑があるとみられます。
一方、アサド政権、反政府勢力、それにISが三つどもえの戦いを続けている隣国のシリアでは、ISは首都ダマスカス郊外にまで攻勢を強めるなど支配地域を拡大する動きを見せており、戦いの長期化は避けられない情勢です。