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スーダン大統領選 現職が優勢
4月14日 7時59分

スーダン大統領選 現職が優勢
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アフリカのスーダンの大統領選挙では、住民の殺害を命じたなどとして国際刑事裁判所から逮捕状が出ている現職のバシール大統領の再選が確実な情勢で、野党勢力が公正な選挙ではないとしてボイコットを呼びかけるなど双方の対立が深まることも懸念されています。
スーダンでは13日から大統領選挙と議会選挙の投票が始まり、大統領選挙には、26年にわたって政権の座についている現職のバシール大統領ら16人が立候補しています。バシール大統領以外の候補者は知名度が低く、バシール大統領の再選が確実な情勢です。
スーダンでは2011年に多くの油田を持つ南スーダンが分離独立して以降、石油収入が大幅に減り、経済の建て直しが大きな課題となっています。
スーダンでは、西部のダルフール地方などで反政府勢力との紛争が続いていて、バシール大統領には住民の殺害を命じたなどとして「人道に対する罪」を犯した疑いで国際刑事裁判所から逮捕状が出ています。
野党勢力は、バシール政権が野党の政治家の拘束や、報道機関への締め付けの強化など強権的な支配を続けていて、「公正な選挙を行う環境が整っていない」として投票のボイコットを呼びかけています。
投票は15日まで行われ、開票結果は今月27日に発表される見通しですが、権力の基盤を固めるバシール政権に対し野党側が反発を強め、対立が深まることも懸念されています。

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