マララさん“少女ら救出に全力を”

4月14日 5時50分

ナイジェリアで２００人以上の女子生徒がイスラム過激派組織に誘拐された事件から１年になる１４日に合わせて、子どもが教育を受ける権利を訴えてノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんがメッセージを発表し、少女たちの救出に向けて全力を尽くすよう国際社会に求めました。

マララさんは事件以降、少女たちを取り戻そうとキャンペーンを続けていて、去年、ナイジェリアを訪れ少女らの家族を激励しています。
マララさんはインターネット上に音声のメッセージを発表し、「私たちはあなたたちがどれほどの恐怖を耐え忍んだかすべてを想像することはできませんが、あなたたちのことを絶対に忘れないし、いつまでも味方です」と少女たちに呼びかけました。
そのうえで、「ナイジェリア政府や国際社会は救出に向けて十分に対応しておらず、私はあなたたちが解放されるよう圧力をかけている大勢の人のうちの１人です」と話し、少女たちの救出に向けて全力を尽くすよう国際社会に求めました。
そして、「あなたたち一人一人と抱き合って自由になったことを祝う日が来るのを楽しみにしているので、希望を失わずに強い気持ちでいてください」と話し、解放に向けて希望を持ち続けるよう訴えました。