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日本、6年半ぶりトップ=米国債保有、中国抜く

時事通信 4月16日(木)5時40分配信

 【ワシントン時事】米財務省が15日発表した国際資本収支統計によると、2月末の米国債保有高は、日本が1兆2244億ドル(約145兆7000億円)となり、リーマン・ショック直前の2008年8月以来、6年半ぶりにトップに返り咲いた。2位は前月末まで首位の中国で、1兆2237億ドルだった。
 市場関係者によると、中国の保有高減少は、成長鈍化で国内への外貨流入が細り、人民元安の傾向が進む中、以前のような元売り・ドル買いの為替介入がなくなってきていることが要因。介入で手にするドルが減れば、運用対象となる米国債が減少する仕組みだ。外貨準備の運用先を米国債以外に広げている可能性も指摘される。 

最終更新:4月16日(木)12時12分

時事通信