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新しい出生前検査 対象の拡大検討へ
4月13日 4時03分

新しい出生前検査 対象の拡大検討へ
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妊婦の血液を分析して胎児に染色体の病気があるかどうか判定する新しい出生前検査は、現在、ダウン症など3つの病気に検査の対象が限られていますが、日本産科婦人科学会は新たにデュシェンヌ型筋ジストロフィーやターナー症候群なども対象に加えるべきかどうか委員会を立ち上げて検討することになりました。
新しい出生前検査は、妊婦の血液を分析して胎児にダウン症など3つの染色体の病気があるかどうかを高い確率で判定できるもので、国内では、おととしの4月から始まりこれまでに1万8000人を超える妊婦が受けています。
この検査について、日本産科婦人科学会は、産婦人科医20人余りのグループが、対象となる病気を拡大するよう要望書を提出したことから、委員会を立ち上げて検討することになりました。
新たに検査対象とすべきか検討が行われるのは、デュシェンヌ型筋ジストロフィーなど男の子だけに発症する重い染色体の病気や、性染色体に異常がある「ターナー症候群」、それに、染色体が僅かに欠けて重い病気につながるケースです。
日本産科婦人科学会の苛原稔倫理委員会委員長は「時間をかけて慎重に議論したい」と話しています。

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