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16日からG20 AIIB巡る議論も注目
4月13日 5時52分

16日からG20 AIIB巡る議論も注目
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先進国に新興国を加えたG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が16日からアメリカ・ワシントンで開かれます。世界経済の成長を底上げする具体策について議論されるほか、中国が設立を提唱しているAIIB=アジアインフラ投資銀行を巡って、どのような議論が交わされるかも注目されます。
主な先進国と新興国によるG20は16日からワシントンで開かれ、日本からは麻生副総理兼財務大臣と日銀の黒田総裁が出席します。
会議では世界経済の成長を底上げするための具体策や、アメリカが夏場以降政策金利の引き上げに踏み切った場合の新興国経済などへの影響について、議論が交わされる見通しです。
また、併せて開かれるIMF=国際通貨基金と世界銀行の春の総会の場を通じて、中国が設立を提唱しているアジアインフラ投資銀行を巡って、どのような議論が行われるかも注目されます。アジアインフラ投資銀行にはG20の過半数の国が参加を表明する一方、日本とアメリカは参加を見送っています。
これについて著名な国際政治学者イアン・ブレマー氏は都内でNHKの取材に対して、「アジアインフラ投資銀行の融資の判断は中国のビジネスにとって利があるかどうかになる。だからこそ、どうせ創設されるのであれば、中国に勝手に運営をさせるのではなく、少なくとも情報を共有させ、影響力を少しでも行使したほうがよい」として、日米もそろって参加することで融資の基準の透明化などにつなげることが望ましいという認識を示しました。

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