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南アフリカ 移民の店への襲撃相次ぐ
4月19日 8時16分

南アフリカでは、外国からの移民の店が住民に襲撃される事件が相次ぎ、ヨハネスブルク市内の中心部ではあちこちで店舗が破壊されていて、アフリカの国々から批判や懸念の声が上がっています。
南アフリカでは今月に入って東部のダーバンで、ほかのアフリカの国々からの移民を襲ったり外国人が経営する商店を襲撃して略奪したりする事件が相次ぎ、数日前から最大都市ヨハネスブルクにも波及しています。
NHKの取材班が18日、ヨハネスブルク市内の中心部を確認したところ、あちこちに破壊された店舗が見られ、中には放火されて内部が黒焦げになっている建物もありました。
自動車修理工場が襲撃され、商品がすべて略奪されたというナイジェリア人の男性はNHKの取材に対して、「懸命に働いていただけなのにすべて持って行かれた」とショックをあらわにしていました。
その一方で、地元では黒人の住民数十人が朝から集まっていて、「移民は出て行け」などと興奮した様子で外国人排斥を訴えていました。
南アフリカで一連の襲撃事件が起きていることについて、アフリカの国々から批判や懸念の声が相次いでいる一方、南アフリカの労働者の間では危害が及ばないように周辺国から脱出する動きも出るなど、国際関係に深刻な影響を与える事態となっています。

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