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パク大統領側近らに資金提供のメモか4月13日 20時45分
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韓国で、前政権の不正疑惑で検察の捜査を受けていて自殺した建設会社の会長が、パク・クネ(朴槿恵)大統領の側近らに多額の資金を渡したと受け取れるメモを残していたことが分かりました。側近らは、疑惑を否定していますが、今後の捜査の行方によっては、パク政権への打撃は避けられないとみられます。
メモを残して自殺したのは、韓国の建設会社会長のソン・ワンジョン(成完鍾)氏で、イ・ミョンバク(李明博)前政権が進めた資源開発事業に絡み、不正があったのではないかという疑惑を持たれて検察の捜査を受けていました。
ところが、ソン氏は、今月9日に自殺し、その後、元大統領府秘書室長やプサン(釜山)、インチョン(仁川)の市長など、パク・クネ大統領の側近らに多額の現金を渡していたと受け取れるメモを残していたことが分かりました。
また、ソン氏は、自殺する直前に韓国メディアに対し、こうした資金の提供を行ったことを認める発言をしていました。
一連の疑惑について、パク大統領は12日、聖域を設けず厳正に捜査するよう指示し、これを受けて検察は13日、本格的な捜査に着手しました。
ただ、韓国の世論調査会社によりますと、このひとつきほどは、40%台に回復していた大統領の支持率が再び30%台へと下落し、イ・ミョンバク前政権の不正疑惑を追及しようとした現政権のねらいが裏目に出た形となっています。
ソン氏のメモで名前を挙げられたパク大統領の側近らは、疑惑を否定していますが、今後の捜査の行方によっては、パク政権への打撃は避けられないとみられます。
ところが、ソン氏は、今月9日に自殺し、その後、元大統領府秘書室長やプサン(釜山)、インチョン(仁川)の市長など、パク・クネ大統領の側近らに多額の現金を渡していたと受け取れるメモを残していたことが分かりました。
また、ソン氏は、自殺する直前に韓国メディアに対し、こうした資金の提供を行ったことを認める発言をしていました。
一連の疑惑について、パク大統領は12日、聖域を設けず厳正に捜査するよう指示し、これを受けて検察は13日、本格的な捜査に着手しました。
ただ、韓国の世論調査会社によりますと、このひとつきほどは、40%台に回復していた大統領の支持率が再び30%台へと下落し、イ・ミョンバク前政権の不正疑惑を追及しようとした現政権のねらいが裏目に出た形となっています。
ソン氏のメモで名前を挙げられたパク大統領の側近らは、疑惑を否定していますが、今後の捜査の行方によっては、パク政権への打撃は避けられないとみられます。