山谷大臣 拉致被害者らの調査結果速やかに報告を

4月13日 20時09分

山谷拉致問題担当大臣は「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」の会長を務める埼玉県の上田知事らと会談し、北朝鮮に対し被害者らの調査の結果を速やかに報告するよう求め、すべての被害者の１日も早い帰国の実現を目指す考えを示しました。

全国すべての知事で作る「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」の会長を務める埼玉県の上田知事と、会長代行を務める新潟県の泉田知事が、１３日に内閣府を訪れ、山谷拉致問題担当大臣と会談しました。
この中で上田知事らは、北朝鮮による拉致被害者らの調査に進展が見られないとして、北朝鮮側の不誠実な対応が続く場合には、去年７月に解除した制裁措置を再発動することも視野に入れて、きぜんとした態度で交渉に臨むよう政府に求める要望書を手渡しました。
これに対し山谷大臣は「北朝鮮に対し早く誠実で正直な報告を行うよう求めている。先日、安倍総理大臣が拉致被害者家族と面会した際も、『対話と圧力、行動対行動の基本原則のもと全力で取り組んでいく』と述べており、結果を出すよう頑張っていきたい」と述べ、北朝鮮に対し被害者らの調査の結果を速やかに報告するよう求め、すべての被害者の１日も早い帰国の実現を目指す考えを示しました。