みなさんは自分が不審者に間違われた経験がありますか?
東京で不審者扱いされた
ぼくは東京に8年間住んでました。
その間に中野で1回、渋谷で4回、計5回の職質にあってます。
渋谷で4回の内の2回は1日で起こりました。笑
今でも、忘れません。
渋谷のソフトバンク前で警察の人がぼくの前を通り過ぎてからまた戻ってきて、「お兄ちゃん、ちょっといいかな?」と声をかけられました。
それから「財布を出せ」と言われ、財布を小銭口から何から何まで調べられました。
幸運にも見られたくない物は何も入れてなかったので、羞恥心は避けられたのです。
取り調べが終わって、道を歩いてたらまた別の警察に「お兄ちゃんちょっといいかな?」と再び声をかけられました。
「さっき取り調べ受けたんですけど」と言っても信じてもらえず、また取り調べを受けるハメに。
ぼくは生まれついてのそんな不審者顔らしいです。
顔が濃く、目がギラギラしてて怪しいとよく周囲からも言われます。
ただ、生まれ持った顔なので、もうどうすることも出来ません。笑
今回は、そんなぼくが石川県の実家に帰って来て、また不審者に間違わられた話です。
ある日ぼくは神社でボーッとしていた
ぼくは散歩が趣味です。というか、ニートなので散歩以外に外出する理由が無いのです。笑
1日に5回は散歩します。
ぼくの散歩は、ブログのアイデアを生み出すための考えにふける時間なんです。
ぼくには3つの散歩コースがあります。
田舎の田園風景を眺める「田園コース」、子どもの頃よく遊んだ神社まで歩いて神社でボーッと過ごす「神社コース」、中学の頃よく朝練で使った公園まで歩いて公園でボーッと過ごす「公園コース」です。
ある日、ぼくはいつも通り神社コースを散歩し、考えることにふけっていました。
神社にある大木の木目ををジーっと眺めるのがぼくの趣味なので、それをずーっとしゃがみ込んで眺めたり。
アイデアを絞り出すために、その場をウロウロ歩き回るんです。
これは昔からの考える時のぼくの癖です。
そんな風にいつもの日常をぼくは過ごしていたのです。。。。
ぼくの家は神社の家系なんです
ぼくの家は代々、神社のお守りをしています。
神社の掃除をしたり、祭り事の際に旗を立てたりしてます。
この歴史は古く500年以上前から続いているんです。
ぼくの先祖の宮森トクエモンという人が当時の村で伝染していた奇病から人々を救い、神社に祀られた所から起因しているそうです。
町の歴史書にもぼくの先祖の名前が出てきます。
ぼくの名字である「宮森」の「宮」は神社の家系を意味するんです。
神社に不審者発生!
そんなぼくの家にある日、近所のおばぁちゃんが訪ねてきたのです。
家にいた父が対応しました。
おばぁちゃんは心配そうな声で父に言いました。
「最近、神社に毎日若いお兄ちゃんが入り浸ってるの。ずっとウロウロ歩き回ってるし、あの風貌からしてきっと不審者よ。今もいるのを見かけたから、ちょっと見てきてくれないかしら。。。」
父はそれに驚きました。
「そんな輩がいるのか!通報ありがとう!」と言って、おばぁちゃんと一緒に神社に 急ぎ足で向かったのです。
そこで父とおばぁちゃんが目にしたのは、グレイのパーカーにフードを被り、ヒゲ面で挙動不審な、いかにも怪しい20代ほどの若者でした。
おばぁちゃんは満を持して、堂々と声を張り上げました。「この人よ!!!!この人が毎日神社をウロウロしてる不審者よ!!!!!」
男はその声に気がつき、おばぁちゃんと父にその顔を向けたのです。
父は額にビッショリと汗をかきながら言いました。その若者にではなく、おばぁちゃんに向かって。。。
「ゴメン!!!おばぁちゃん!!コイツは私の息子です!!!!」
おばぁちゃん「あなたの息子ォォォォーー!?!?もしかしてアノ3番目の息子!!」
父「そうです。3番目の息子です。大変お騒がせしました!」
おばぁちゃんはそれを聞いた瞬間にゲラゲラと笑って「何だアンタの息子かー!笑笑」と言いながら、その場を去って行きました。
何のことかよく分かってないぼくは父に事情を聞いて、事を把握したのです。
この話は、家族との晩御飯で格好のネタにされました。
父が今回のことを面白オカしく脚色しながら話をします。
母は「不審者、不審者!!!」とぼくを見てまた爆笑していました。
ぼくは思いました。
「ちきしょう!東京だけじゃなく、田舎でも不審者扱いかよ!!!!」
でも、家族が笑ってくれてるから。。。まっいいか!笑
これから宮森家でのぼくのキャラクターは、ニートに加えて不審者が追加されることでしょう。
ニートキャラに不審者キャラって、もはや笑うしかない。笑
終わりに
今回の話は95パーセントの真実と5パーセントの嘘を混ぜた限りなく真実に近いフィクションです。
みなさんもぼくのように不審者に間違われないように注意しましょうね。
「ぼくが田舎でも不審者に間違われた話」おしまい。
ワッショイ!