ダウンタウンの松本人志さんが、先月放送されたフジテレビ系『教訓のススメSP』の中で、俳優の坂上忍さんと“あるアイドル”のことを、「頭が良い」と絶賛していました。
この日は、「昼間からハシゴ酒のススメ」と題した企画が放送され、ダウンタウンは坂上忍がすすめる赤羽の店を"ハシゴ酒"で巡った。そこで、酔いも回りはじめた坂上がダウンタウンに「僕のことはどう思ってるんですか?」と質問。浜田雅功は「どう思ってる?」と戸惑いながらも、「頑張ってはりますやん」と褒めた。
すると今度は松本が「やっぱり、頭の良い人ですよ。本当に」と真面目に答え、「今は頭の良い人じゃないと、この世界はやっていけないと思う。(生き残っている)みんなは、やっぱり頭が良い」と持論を展開した。
確かに、運だけでは坂上さんのように子役時代から長らく芸能界で生き残っていくことは難しいと思います。浜田さんも同番組で「残らない人=頭が悪い人」と断言しており、この持論はダウンタウン共通の見解のようです。
そして気になるのは、松本さんが同様に頭が良いと絶賛したもう1人の“アイドル”。一体誰なのでしょうか?
松本は「指原はね、賢いよ。頭良いからいろいろ考えていると思う。本当に賢い」と今度は指原を絶賛。指原が「女の子のタレントは他にもいっぱいいますし、寿命が短い」と謙遜すると、松本は「いや。指原は(他と比べて)ちょっと出てるな。ここ(頭)がね」とその魅力を分析していた。
松本さんがここまで誰かを絶賛するのは珍しいですね。
他にも「(AKB48において)指原莉乃の役目はデカかった」(by マツコ・デラックスさん)、「能力の高さに素直に感心した」(by 伊集院光さん)など、多方面から高い評価を受けてきた指原さん。
彼女が評価される理由はどんなところにあるのでしょうか?
指原さんのことが良く分かる著書「逆転力」
2012年にスキャンダルが報じられHKT48に移籍することになりながらも、翌年の総選挙でAKB48の姉妹グループでは初の1位を獲得するという快挙を成し遂げた指原さん。その後の活躍については周知の通りですが、そんな大躍進を支える彼女の人生哲学とはどのようなものなのでしょうか。
2014年に講談社より出版された著書「逆転力」より、彼女の考え方がよく分かる名言集をご紹介します。
ピンチの時に前向きに頑張っていると、周りの人が評価してくれるんです。
みんなが「大丈夫?」って心配している時に元気でいると、「強いね」って言ってもらえる。ピンチをネタにして笑い飛ばしていると、「すごいね」って言ってもらえるんです。
ピンチの時って、評価のハードルが下がっているですよ。それで得してるんです。私、ずるいんです。
出典 「逆転力」より
ピンチはピンチだと思うんです。でも、これはチャンスなんだと信じて思い込む。その思いが強ければ、思った通りになるんです。
出典 「逆転力」より
のちのちのことを考えれば、挫折があるほうがストーリーは面白くなると思うんですよ。人の人生を見ていてもそう思うんです。全部が全部順調な人って、応援したくなくなってしまう。
挫折がないからストーリーに起伏がないし、心配もないから、応援しなくても大丈夫だと思ってしまう。
だから、挫折できてラッキー。
出典 「逆転力」より
ネガティブなことを、人前で口にするのはよくないと思います。周りをネガティブな雰囲気にしてしまうし、その雰囲気が、自分に返って来ちゃうから。
出典 「逆転力」より
人がグチってる時は、好感度を上げるチャンスだったりします。
人のグチってつい同調しちゃいやすいじゃないですか。
そういう時こそ同調せずに、いい人っぽいことを言う!もちろん、わざわざ本心とは違うことを言う必要はないんですが。
出典 「逆転力」より
おじさんとしゃべるのは得意だと思います。接し方としては、すっごい立場が上の人には友達感覚で話して、ちょっと偉い人には下から行く。
例えば、私は『笑っていいとも!』で2年半タモリさんとご一緒させていただいたんですが、収録後は普通に一緒にご飯を食べていたし、私に対して普通に話してくれるんです。
偉すぎる人って、心が広いんです。
出典 「逆転力」より
秋元さんとかもそうなんです。私みたいな人間が普通に話しかけても、ぜんぜん大丈夫なんです。あんまり尊敬モードで緊張しちゃうよりも、友達モードでいくほうが、むしろおもしろがってもらえる。
でも、中途半端に偉い人って、ちょっとの無礼がムカつくんです。ちょっとの無礼に敏感なんですよ。だからなるべく低姿勢でいく。ここを間違ったらまずいです。
出典 「逆転力」より
話題がないことが一番怖いんです。燃料をどんどん足していかないと鎮火しちゃうから、鎮火する前に「好き」でも「嫌い」でもいいから、話題になるような燃料を見つけて自ら投下する。
たとえ炎上したとしても、コントロールできる自信はあります。なぜかというと子供の時から、2ちゃんねるばっかり見てたから。火加減がうまいんです。
出典 「逆転力」より
私、自分の人生が超好きなんです。
外見とか人間性には自信がないけど、自分の人生には超自信があります。自分の人生は一番いいし、一番幸せだと思ってる。そのことに関しては、誰にも負けない自信がある。
出典 「逆転力」より
これは…まさにビジネスにも通ずるような内容ですね。若干22歳でここまで人生をポジティブに達観している指原さんに恐ろしさすら覚えます。
HKT48も、彼女が参加して一部プロデュースを担当するようになってから、ぐんぐんとその存在感を強めています。これからもアイドルの既成概念に囚われない活躍に期待したいですね。