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C型慢性肝炎の新薬「ソバルディ」承認
C型慢性肝炎の新薬「ソバルディ」(一般名・ソホスブビル)について、製薬会社ギリアド・サイエンシズは3月26日、厚生労働省から製造販売の承認を取得したと発表した。今年5月頃に保険適用される見通し。
適用の対象になるのは、遺伝子型2型のC型慢性肝炎と重症を除く肝硬変。遺伝子型2型に対する飲み薬が承認されたのは初めて。
中外製薬の抗ウイルスの飲み薬「コペガス」(一般名リバビリン)と併用する。臨床試験(治験)では2型のC型慢性肝炎患者の9割以上が治癒している。治療期間は12週間で、インターフェロンを注射する従来の治療法の半分以下となる。
C型肝炎感染者は約100万~150万人。遺伝子型で分かれ、2型が約3割、1型は約7割とされる。自覚症状がない場合が多く、慢性化すると肝硬変や肝がんのリスクが高くなる。
ギリアド社では、1型のC型慢性肝炎の治療薬についても国に承認申請中だ。C型肝炎治療は今後、インターフェロンによらない方法が主流となる。
(2015年4月2日 読売新聞)
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