2015年4月18日21時52分
広島空港で25人が負傷した韓国・アシアナ航空機の事故で、事故機が超低空で空港に進入した際、滑走路手前の計器着陸装置(ILS)の設備に左右のエンジンをぶつけていたことが国の運輸安全委員会の調査でわかった。左エンジンは地面と接触した形跡もあり、高温のエンジンへの強い衝撃で機体が炎上する危険性もあった。
事故のあったエアバスA320型機は、左右の主翼の下にジェットエンジンを1基ずつ配置している。高速回転する金属製の羽根で空気を吸い込み、燃料と混ぜて高温で燃やしている。
接触したのは、電波で着陸を精密に誘導するILSのうちの「ローカライザー」(幅約40メートル、高さ6・4メートル)と呼ばれる設備。柱の上に多数のアンテナが並んでおり、通常は着陸機が約30メートル上を進入する。
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