2011-08-27
軟口蓋を上げる練習
「声をもっと響かせて!軟口蓋を上げて!」
なんて言われたことないでしょうか?
確かに口の中の空間は大事な共鳴腔のひとつですし、
共鳴腔は一般的に広いほうが声に響きが出るものです。
軟口蓋を上げることは口の中の体積を広げる、つまり共鳴腔を広くして
声の響きを良くするのに一役買うと言えると思います。
ところで、軟口蓋の場所はどこでしょうか?
口の中に指を突っ込んでみるとすぐわかります。
上歯の裏から口の中の天井を手前から奥へさわってみましょう。
手前は硬くて、途中から軟らかい部分がありますよね?
ここが軟口蓋です。
そして、もう少し指を置くに突っ込んでみると・・・オエーーーーーーーーーーー!!
ゲロ吐きそうになりますね!
この軟らかい部分が軟口蓋です。
上の写真でも「Soft Plate」って書いてありますね。
軟口蓋は練習すれば自在に上げることが可能です。*1
さっそく練習してみましょう!
・鏡の前で口を開けます。
→口の中が良く見えるように明るいといいですね。
・軟口蓋はどういうときに上がるかを観察する
最初はピクリともしないか、ピコッ!と上がってすぐ元通り、とかかもしれません。
ともかく、どういうときに動くのかをよーく観察しましょう。
口から息を吸う時、鼻から息を吸う時、鼻と口両方から吸うとき、喉仏を下げたとき・・・色々試しましょう!
こうすると上がるぞ!という感覚を身につけましょう。
・10秒くらい上げ続けられるようにする!
これは慣れですね。。。
自転車の補助輪外すときみたいに、突然できるようになりますよ!
自分の感覚を信じる!
・息を吐きながら上げ続けられるようにする!
息を吐きながら、というのがポイントです。
実は息を吐きながらだと下がっちゃうことがあります。
軟口蓋が上がったままうたいたいんですから、まずはこれを練習!
・母音で声を出しながら上げ続けられるようにする!
当然の展開ですね!
まずは母音だけでやってみましょう!
・子音(k、t、n、lなど)が付いたときにも上げたままにできるようにする!
軟口蓋は舌に力が入っていると下がってしまう傾向があります。
子音は舌を使うものも多いですから、舌に力が入り気味の人は子音をつけると上げ続けるのが難しい場合があるのです。
例えば「あーー」だとうまくいくのに「かーー(KA--)」などとKの子音が入ると下がっちゃう、とか。*2
これは普段の喋り方の癖もありますからね〜。
私はコレ、けっこう苦戦しました。
滑舌!カツゼツ!KA-TSU-ZE-TSU!!みたいなノリでクッキリハッキリ発音しようとする癖がありまして、舌に力入りまくってましたねー。
こういう癖を抜くのが一番ムズカシイんだよなー。。。
こんな感じでしょうか。
自分の感覚では軟口蓋は
- 下がっているよりは上がっていたほうが響きはよい
- しかし「上げるぞ!」と意識しすぎると逆に力入って響き落ちる
- 気づいたら上がってた。というレベルがちょうどよい
という感じです。
この練習は筋肉を鍛える練習とはちょっと違うと思います。
というのも、日常の中で軟口蓋は勝手に上がったり下がったりしているので、筋力的には十分なのです。
むしろ軟口蓋を上げるための神経系を鍛えているのだと解釈してます。
こういう練習を繰り返すことで声に関係する身体の動き方、動かし方の感覚を磨くことは上達のひとつの方法とも言えるでしょう。
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