【ニッポンの新常識】「ファクトを無視した歴史学者」として名を残したいのか 米教科書論争 (1/2ページ)

2015.04.18


米国の公立高校で使用されているマグロウヒル社の教科書【拡大】

 ご存じの通り、私は在日米国人である。もはや日本に住んでいる期間の方が長いが、あくまでも米国人である。日本への帰化を真剣に考えたことは現在までのところない。米国人だから、米国の国益を最優先に考える。だから、私のような外国人に選挙権や被選挙権を与えるのは危険だ。

 もし、私が突然、日本に帰化したいと言い出したら、「今後は日本に忠誠を誓い、米国より日本の国益を考えて行動します」と宣誓させた方がよい。帰化後にこの宣誓に反したら、国籍はく奪と国外強制退去は当然だ。

 最近の私の記事や発言を読んで「ネトウヨだ!」「歴史修正主義者だ」と騒ぐ人々がいる。「韓国・中国たたきのブームに乗るレイシスト」などという人もいる。

 あるいは、「米国を裏切って日本にすり寄っている」という人もいる。逆に、「きっとCIAのエージェントだ!」とつぶやく人も時々いる。

 ネット上で無責任にささやかれる多種多様な反応を見るのは、実に面白い。同じ文章を読んだはずなのに、人によってこれほど解釈や出力が違うものかと感心する。

 私の主張に否定的な意見から、「レッテル貼り」「陰謀論」「被害妄想」「揚げ足取り」「論理のすり替え」「感情論」「抽象論」「無関係な話題で私個人や米国を誹謗中傷する言葉」を取り除くと、ほとんど何も残らない。真剣に討論したくなる反対意見には、なかなか出合えない。

 

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