上栗崇
2015年4月18日16時32分
完成すると国内最大の発電量となる太陽光発電所「ユーラス六ケ所ソーラーパーク」の建設が、青森県六ケ所村で進んでいる。三菱電機製を中心に51万3600枚の太陽電池パネルを使い、発電能力は11万5千キロワット。一般家庭約3万8千世帯が使う電力をまかなえる。7月から試運転し、11月に本格稼働する。
敷地は東京ディズニーランド5個分にあたる約250ヘクタールで、豊田通商と東京電力の合弁会社が運営する。総事業費は490億円。一部の土地に旧石器時代の遺跡が眠っている可能性があり、施工した清水建設は遺跡を傷つけないよう、地面の高低に合わせて高さの違う杭を立て、その上にパネルを並べることで大規模な造成を避けた。
電力会社が火力などの組み合わせで発電する場合に比べ、二酸化炭素の排出量を年約7万トン減らすことができる。杉の木500万本が吸収する量に相当するという。(上栗崇)
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