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ムスリム同胞団トップに死刑判決 エジプト
4月12日 0時54分

エジプトの裁判所は、今の政権と対立するイスラム組織ムスリム同胞団のトップら14人に対して、暴力を扇動した罪などで死刑判決を言い渡し、ムスリム同胞団側が強く反発することが懸念されています。
エジプトでは、おととし、軍による事実上のクーデターによって、イスラム組織ムスリム同胞団出身の大統領が追放されたことを巡ってムスリム同胞団の支持者と治安部隊が激しく衝突し、同胞団のトップ、バディヤ団長らが起訴され、裁判が続いていました。
11日、首都カイロの裁判所は、バディヤ団長ら14人に対し、「支持者を扇動して暴力や騒乱を引き起こした」として死刑判決を言い渡しました。エジプト政府は、事実上のクーデターのあと、ムスリム同胞団をテロ組織に指定して徹底した弾圧を行っており、これまでにも同胞団の幹部や支持者ら数百人が死刑や終身刑の厳しい判決を言い渡されています。
これに対して、同胞団側は「十分な審理に基づかない政治的な裁判だ」と反発を強めていて、今回、バディヤ団長に死刑判決が出たことで政権との対立が一層、先鋭化することが懸念されています。

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