すき家:牛丼並盛り350円に値上げ
毎日新聞 2015年04月02日 11時06分(最終更新 04月02日 13時30分)
牛丼チェーン最大手の「すき家」は2日、牛丼並盛りを15日に291円から350円に値上げすると発表した。牛肉の輸入価格が高騰しているためで、昨年8月に続き、この1年間で2度目の値上げ。激しい価格競争で「デフレの象徴」と言われ、1年余り前まで200円台だった大手3チェーンの牛丼並盛りの値段は、300円台で並ぶことになる。
大手3チェーンの並盛りは昨年3月までいずれも280円だった。しかし、4月の消費増税の際、吉野家と松屋が値上げしたのに対し、すき家は集客力を高めようと逆に10円安くした。
しかし、「過酷労働」との指摘を受け、深夜の1人勤務「ワンオペ」解消のためのアルバイト増員を進めたのに加え、円安の影響などで牛肉の輸入価格が上昇。採算が悪化したことから昨年8月、21円値上げした。
それでも2015年3月期の連結最終(当期)損益は102億円の赤字に転落する見通しで、抜本的な価格戦略の見直しを迫られた。値上げに合わせて牛肉の量を2割増やすことで、利用客の理解を得たい考えだ。
吉野家は昨年12月に並盛りを300円から380円に値上げ。松屋も昨年7月から、関東の店舗を中心に、従来より90円高い380円の「プレミアム牛めし」に切り替えている。【神崎修一】