休日を使い横浜美術館に行ってきました
人並み程度に美しいものや奇怪なものを見て想いを馳せることは好きですが特に芸術に詳しいという訳ではないですIMG_0862IMG_0863



































石田尚志展覧会がやっていましたが6つのテーマの下に通常のコレクション展を見てきました
自分の見たこと感じたことを言葉だけで伝え切る技能をもっていないのでざっくり説明だけ

1.変幻する身体
ここでは主に人間の身体を背景と混じらわせて歪めたり上半身だけ雲と一体化させるなどして変幻させた絵画の作品が並んでいました直感的に良いなと感じたのはフランシス・ベーコン作座像ですヴィフレド・ラム作アダムとイヴは訳分からなくて面白かったです

2.顔と向き合う-ポートレート
ここでは顔の絵画が壁一面に並んでいて一見不気味にも感じます
その中でもというよりそんな中だからか桂ゆき作はだかの王様がコミカルに見受けられ一際目を引かれました
また宮崎進作不安な顔という合板麻布油絵具を用いた作品が凄いと思いましたが隣に同作者の沈黙という作品があり、それは発泡スチロールや麻布の塊が落ちているようにしか見えませんでした、こういう作品の受け取り方が美術に深い人と私みたいになんとなく見るのが好きな人との違いなんでしょうか

3.とらえられた身体
ここにあるルーカス・サマラスのオートポラロイドが今回一番印象に残っている作品です、この部屋にあったこれ以外の作品や部屋の概要を忘れてしまいました
ポラロイド・カメラで撮った自画像を画面が定着する前にスクラッチして歪めるというもので、まぁ言ってしまえば取り損ないの自撮りがずらっと並んでいるだけなのですが感じ入ってしまいマジマジと見ていました、また後々写真の部屋があるのですがこの作品はこの部屋にありました

4.入れ替わる身体
ここではフリーダという女性を顔だけ自分にした森村泰昌さんの絵画がありました
こういった作品は美術の世界では特別珍しい訳でもないとは思いますが壁一面に様々な衣装の同作品が並んでおり大した変態野郎だと思いました

5.そこにある身体
この部屋の作品が自分には一番訳分からなかったです
ただの箱や木片にしか見えない作品が並んでおり、前述の通りこういう作品の受け止め方が私みたいなやつと美術に深い人との差なんでしょうがどうしても感じ入ることが出来ませんでした

6.身体への眼差し-20世紀写真における身体表現
ここは写真が飾ってある部屋です、美術というのはただ絵を描いたり物を作ったりするものではないと分かってはいるのですが個人的に写真ではそこまで作品にのめり込むような魅力を感じることは少ないです
ただし構図や人形を使った工夫した被写体ぼかし等の効果を用い素晴らしいと思える作品は多かったです
特別工夫している訳でもなく(こう書くと失礼すぎるが)ただおっぱいの写真がいっぱい飾ってある美術家もいて、うん。と思いました

休日午後に起きると大抵寝る前に貴重な休日何もしないであっという間に終わったと嘆くことが多いのですが今日は実際に館内に居た時間は1時間程ですがかなり充実していたように感じます
帰りにポケセンによって(美術館とかなり近い)まだ購入していなかったエメラルドブレイクを6パック買ってきましたIMG_0864