安倍首相:翁長沖縄県知事との会談 首相官邸で17日午後
毎日新聞 2015年04月16日 19時56分(最終更新 04月16日 20時20分)
政府は16日、安倍晋三首相と沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事が17日午後、首相官邸で会談すると発表した。昨年12月に就任した翁長知事と首相の会談は初めて。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題を協議する。首相は移設に理解を求めるとみられるが、翁長知事は反対姿勢を崩しておらず、平行線となる可能性が高い。
翁長知事は5日に菅義偉官房長官と会談した際、首相との会談を要請。政府側も首相の今月下旬の米国訪問を控え、沖縄県との対話姿勢を示す必要があるとみて調整していた。菅氏は16日の記者会見で「先方の要望を踏まえた」と説明した。
一方、翁長知事は16日、県庁で記者団に「お会いできることに大変感謝している。辺野古の建設はできませんとしっかり伝える」と強調。「訪米されるのであれば、県民の気持ちも届けてもらえるよう首相に話をしたい」と述べた。【当山幸都、佐藤敬一】