自民党:BPOに政府関与検討 「放送局から独立を」

毎日新聞 2015年04月17日 21時40分(最終更新 04月18日 08時30分)

自民党情報通信戦略調査会による意見聴取を前に川崎二郎会長のあいさつを聞きながらメモをとるNHKの堂元副会長(左手前)とテレビ朝日の福田専務(同2人目)=東京都千代田区の自民党本部で2015年4月17日、宮間俊樹撮影
自民党情報通信戦略調査会による意見聴取を前に川崎二郎会長のあいさつを聞きながらメモをとるNHKの堂元副会長(左手前)とテレビ朝日の福田専務(同2人目)=東京都千代田区の自民党本部で2015年4月17日、宮間俊樹撮影

 またNHKの「クローズアップ現代」は昨年5月、多重債務者がブローカーを介して出家の儀式を受け、名前を変えて融資などをだまし取る手口を紹介したが、ブローカーとされた男性が否定し、訂正を要求した。【笈田直樹】

 【ことば】放送倫理・番組向上機構(BPO)

 NHKと日本民間放送連盟が、放送界の自律と放送の質向上のため2003年に設置した第三者機関。視聴者などから指摘された番組の内容や取材、制作上の問題点を検証し、放送局に対し意見を示す。再発防止策の提出を求めることもある。07年に発覚した関西テレビ制作の「発掘!あるある大事典2」捏造(ねつぞう)問題で、番組に対する国の規制強化の動きが強まったため、自主的規制機関としてBPO内に新たに放送倫理検証委員会を発足させた。ほかに放送人権、青少年の2委員会がある。

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