皇居・宮殿で特別参観 倍率242倍当選の30人が参加

2015年4月18日11時51分  スポーツ報知

 皇居・宮殿で18日、内部を一般公開する春の特別参観が始まった。19日までの2日間に平均倍率242倍の中から当選した約300人が参加し、宮中晩さん会が開かれる大食堂「豊明殿」や、首相任命式にも使われる最も格調高い部屋「正殿・松の間」などを巡って宮殿内をほぼ1周する。

 18日は、豊明殿に晩さん会と同じようにテーブルを配置し、天皇、皇后両陛下や国賓らが座るメーンテーブルには菊の紋章が付いたフォークやナイフ、ワイングラスなどの食器が並べられた。参加者は宮内庁職員の説明を聞きながらじっくりと見て回り、優雅な様子を楽しんでいた。

 特別参観は、2013年12月に天皇陛下が80歳を迎えられたことを記念し、翌14年の春と秋に初めて開催。この際の抽選倍率が非常に高く、宮内庁は「国民から高い関心が寄せられている」として、今年も春と秋の実施を決めた。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
社会
今日のスポーツ報知(東京版)