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広島空港着陸失敗事故 負傷はシューター原因も 補助者なく、夜間で暗く

 広島空港でアシアナ航空機が着陸に失敗した事故で、負傷者の中には脱出シューターでけがをした人が複数おり、脱出の補助者がいないままシューターで滑り降りていたケースもあることが18日、分かった。

 「雨にぬれて(プールの)ウオータースライダーのようで怖かった」との証言もあり、夜間で周囲は暗く、小雨の気象条件が影響した上、韓国人の客室乗務員の説明が理解できなかったという言葉の問題などもあった。

 広島県警によると、15日午前2時半時点で、乗客73人のうち23人と客室乗務員2人が負傷していた。内訳は20〜60代の男女のほか、11カ月の乳児と3〜5歳の幼児。打撲が多く、重傷者はいなかったが、骨折したケースもあった。

 妊娠中の広島市の会社員女性(29)は、機体が停止後にシューターに向かったが、滑り方を教えてくれる人もおらず、胸に腕を交差させて降りたが転げ落ちた。今は左手首にギプス、首にコルセットを当てている。

 乳児をおなかに抱きかかえて滑った母親も、シューターで降りた際に擦り傷を負ったという。

 シューターは、乗客を速やかに避難させるため、多少のけがはやむを得ないとされる。女性も「命を優先させようと必死だった」と振り返るが、韓国人乗務員がパニックになり、地上に滑り降りる乗客を支える補助者がいないまま、乗客の大半が自分の判断で滑り降りていたと指摘した。

[ 2015年4月18日 11:29 ]

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