昨年までV・ファーレン長崎に所属していたMF小笠原侑生選手が、移籍に関するトラブルに遭っていたことを自身のブログで告白しています。

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小笠原選手は昨年7月、クラブとの協議によって契約を解除し、V・ファーレン長崎を退団。
これは他のチームへの移籍が決まったと代理人に告げられたためでしたが、実はこの代理人は無資格であることを明かさず代理人契約し、さらにウソの移籍条件を小笠原選手に伝えていて、結局移籍は実現せず、やむをえずタイへ渡った…というもの。



[小笠原侑生ブログ]ありがとう。
http://ameblo.jp/19chank/entry-12015657690.html
(一部抜粋)昨夏、突如長崎のサポーターのみなさんの前で、退団するということを報告しました。

今だから言えますが、寂しいのも含め、不安な将来込みの涙だったんです。

この記事に書かれているBが、僕です。

僕は「チームが決まったから、長崎との契約を解除してほしい」と代理人に言われ、

長崎との契約を解除することになりました。

新しいチームでの収入等も含め、確認した上での話でした。

ただ、全てがウソでした。

まず、無資格で代理人をしている事を報告されていないし、

Jリーグで活躍している選手の名前を出して、一緒に仕事をしていると。

それから話すことはウソで固められたものばかりでした。


今年の「公認代理人制度廃止」について、Number Webが記事を掲載していましたが、その中で挙げられていたトラブルの実例が小笠原選手のケースだったようです。

[Number]4月からFIFAの公認代理人が廃止に。選手の移籍に「自己責任時代」到来?
http://number.bunshun.jp/articles/-/822894
 

もちろん自己責任の部分もあるとはいえ、そもそも代理人資格のない無資格の人物がJリーグの代理人業務を行っていたという時点で、(制度が変わる前の)昨年の時点では普通にアウト。
小笠原選手はその後、タイリーグのアユタヤFCにトライアウトで入団し、今季はナコンパトム・ユナイテッドでプレーするそうですが、同様に代理人トラブルに遭っていた元松本・小松憲太選手は現役引退

なんともやるせない話ですね。



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