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黄桜かっぱ永遠に 小島功氏死去、87歳 漫画家協会で後進育成
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死去した小島功さん
Photo By 共同 |
日本酒メーカー黄桜のエロチックな「かっぱ」のキャラクターなど、あでやかな女性の姿を描いた漫画で知られる日本漫画家協会名誉会長の小島功(こじま・こお、本名功=いさお)さんが14日午前8時3分、脳出血のため東京都港区の病院で死去した。87歳。東京都出身。昨年11月から脳出血で療養中だった。
1974年、漫画家の故清水崑さんから黄桜の「女かっぱ」を引き継ぎ、2代目デザイナーとなった。豊満なバストの女かっぱは当時、少年らをムラムラさせるエロスを放ち、異色のテレビCMとして話題を集めた。家族が食卓を囲む時間帯に、胸を露出したCMが流れることでも注目された。美人画も多く手掛けたことから“現代の浮世絵師”とも呼ばれた。
活躍は漫画界だけにとどまらず、65年には日本テレビの深夜番組「11PM」にレギュラー出演。とぼけたキャラクターを生かしたミニコントなどが好評を博し、約18年間、出演を続けた。
東京都台東区で生まれ、画家を目指して川端画学校から太平洋美術学校に進んだが中退。47年、故長新太さんらと「独立漫画派」を結成し、解散後の64年に故加藤芳郎さんらと日本漫画家協会をつくった。
56年に仙人の世界に世相を映す代表作「仙人部落」の連載を「週刊アサヒ芸能」(徳間書店)で開始。通算2800回、50年を超える長期連載となった。長年、漫画家協会の役員として、メンバーの結束、保護、若手作家の育成に尽力し、酒豪としても有名だった。
90年紫綬褒章、99年勲四等旭日小綬章を受章。葬儀・告別式は28日午後1時半から東京都港区芝公園4の7の35、増上寺で。喪主は長男匠(たくみ)さん。
[ 2015年4月18日 05:30 ]
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