【動画】福島第一原発1号機の格納容器内部=東京電力提供
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 東京電力は17日、福島第一原発1号機の格納容器内に投入した2台目の調査ロボットが撮影した動画映像を公開した。動画の公開は13日の1台目分に続き2回目。今回は、格納容器の底部にたまっている水面の様子が初めて確認できた。

 映像では、鉄製の格子状の床のすき間の下で水面が揺れ、ロボットに装着されたライトの光を反射している様子がわかる。水面は床から30~110センチほど下の位置にあるとみられるという。2台目が調査した範囲では設備の損傷や落下物は確認されなかったが、床面の鉄にはサビか塗装のはがれのようなものがみてとれた。

 1台目のロボットは10日に投入したが、途中で走行不能となり回収を断念。2台目は15日に投入し、予定の調査はすでに終えた。今後、1台目で調査できなかった範囲を調べたうえで回収する予定。