日比真
2015年4月17日12時58分
米国のキャロライン・ケネディ駐日大使が広島市を訪れ、17日に平和記念公園近くの緑地帯にハナミズキを植樹した。原爆投下から70年になる今年、米国から広島市に贈られたもので、ケネディ氏は式典で「樹木が日米の国民の間の友情を思い出させてくれることを望みます」と述べた。
大使就任後、ケネディ氏の広島訪問は昨年8月6日に続き2度目。植樹の前には平和記念公園の原爆死没者慰霊碑に大使となって初めて献花し、広島平和記念資料館を視察した。資料館の芳名録には「ここを訪れる全ての人々が、問題を抱えるこの世界で平和のために尽力する決意を新たにすべきです」と記した。
植樹の後には広島大学の霞(かすみ)キャンパスで学生11人と交流。「留学の重要性とグローバル人材」をテーマに意見を交わした。アシアナ航空機事故によって広島空港が閉鎖された影響で、前日の16日に予定されていた半導体会社でのイベント参加は中止になった。(日比真)
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