中国向け「中継サーバー」業者のサーバーから、IDなどの個人情報約785万件が見つかった事件で、うち約5万9000件は通販大手「楽天」と無料通信アプリ「LINE」など3社の利用者の個人情報だったことが17日、関係者への取材で分かった。
警視庁はサイトの運営会社などに情報提供し、被害対策を要請した。
警視庁サイバー犯罪対策課によると、業者は東京都豊島区の「SUNテクノ」。この業者のサーバーに保管されていたハッキングツールは、サーバー内の個人情報から大手インターネット通販サイトなどで利用可能なIDなどを選別していた。
ツールで選別されたIDなど約5万9000件が入った一部ファイルがサーバー内で見つかった。
関係者によると、このファイルの個人情報が「楽天」と「LINE」など3社で使われていたものだったという。(共同)