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中国 輸出入減少で景気に不透明感4月13日 17時26分
中国の先月の貿易収支は、内需の弱さが指摘されるなか、輸入が前の年の同じ月と比べて5か月連続で減少したほか、輸出も減少に転じ、中国経済の先行きに対する不透明感が広がっています。
中国の税関総署が発表した貿易統計によりますと、中国の先月の輸出は1445億6000万ドルで、前の年の同じ月より15%減少し、2か月ぶりに減少に転じました。
これは、景気の回復が緩やかなヨーロッパや日本向けの携帯電話の輸出が伸び悩んだことや、中国で人件費などのコストが上昇し企業の競争力が弱まっていることを背景に、衣料品の取り引きが低迷したことなどによるものです。
一方、輸入は1414億8000万ドルと、金属加工の機械や航空機関連が振るわず、前の年の同じ月より12.7%減って、5か月連続で減少しました。
この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は30億8000万ドルの黒字で、黒字額が前の月より大幅に縮小しました。
税関総署の報道官は記者会見で、「外需が振るわないうえ、国内経済の減速傾向などもあって、中国の輸出・輸入ともに今後しばらくは厳しい状況に直面するだろう」と話しています。
中国では、不動産市況が低迷し企業の生産や投資など内需の弱さが指摘されていますが、輸出にもかげりが出てきたことで、景気の先行きに対する不透明感が広がっています。
これは、景気の回復が緩やかなヨーロッパや日本向けの携帯電話の輸出が伸び悩んだことや、中国で人件費などのコストが上昇し企業の競争力が弱まっていることを背景に、衣料品の取り引きが低迷したことなどによるものです。
一方、輸入は1414億8000万ドルと、金属加工の機械や航空機関連が振るわず、前の年の同じ月より12.7%減って、5か月連続で減少しました。
この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は30億8000万ドルの黒字で、黒字額が前の月より大幅に縮小しました。
税関総署の報道官は記者会見で、「外需が振るわないうえ、国内経済の減速傾向などもあって、中国の輸出・輸入ともに今後しばらくは厳しい状況に直面するだろう」と話しています。
中国では、不動産市況が低迷し企業の生産や投資など内需の弱さが指摘されていますが、輸出にもかげりが出てきたことで、景気の先行きに対する不透明感が広がっています。