
異界からのサイン --- 松谷みよ子/著 筑摩書房 2004
お亡くなりになったからってわけでもないのですけど…
この本は
現代の不思議話と言いましょうか
現代の民話とでもいうものの更に種とでも言いましょうか
松谷さんがいろんな方から聞き及んだ不思議な「実際にあった話」を
並べてある本でして
最初は動物やら虫やら自然霊(スピリット)やらの不思議譚でしたが
うっかり夜中に読んでいたらだんだん幽霊とか死んだ人の話になって
ここでやめて寝たらきっと怖いからまた幽霊じゃないお話になってから寝ようと
どんどん読んでいたら
もうずっと幽霊話だったという…
ぷぷ。我ながら怖がり
ふしぎ。
でも
こういうはなしだいすき(願わくば幽霊以外)
わたしたちって
わたしたちの先祖がもっていた
こういうスピリットと交歓する能力を
だいぶなくしているのかもしれないですねぇ
あの世とこの世のあわいのような
そんなあいまいな空間が、
ずいぶん減っているからかなぁ
(でも場所はともかく子どものころの夕方ってそんな時間だったなって思う)
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