I evil, evil, evil
久しぶりに最近やったゲームのレビューでも書いてみるよ。
龍が如く0、さくっと二週間程度遊びました。セガのコンシューマーゲーの中でも随一の
まあそんなストーリーはさておき、ゲーム面での評価をば。
圧倒的暴力でなぎ倒し、クッソ腹立つクソガキ共やチンピラをボコボコに出来た龍5に比べ、若かりし頃の桐生一馬は性能面でやはり弱さが見えます。チンピラスタイルという基本の型を初期で使えるのですが、まずそのモーションがおっそい!
というのも、ギアシステムの搭載で、自身のギアがトップにイカない限りモーションも攻撃力も塩っぱいものになってしまうのです。えぇ…(困惑)
まあその辺は三つのスタイルを使い分けて、攻防一体の戦略を練りながら戦っていけばいいのですが、それでも序盤~中盤は小銭(1000万程度)しか入ってこないため、上級の技を得ることが出来ません。師匠技も今回は虎落としに代表されるカウンター技もかなり後半でないと手に入らない為、一撃粉砕の気持ちよさは中々味わえませんでした。
つーか今回虎落としねーし!カウンターフックとボディーカウンターがチンピラスタイルで習得できますが、これが恐らく今作最強の技じゃないかな?伝説スタイルだと搦め手とかあるけど、無敵じゃないし…鉄拳だとゲージ消費するしね。(使い道)ないです。
この伝説スタイルも手に入るのが、シノギストーリーのラストだったりして、あんまり本編に絡んできません。というか、小牧流の動きなのになぜシノギで手に入るのか?真島の兄さんの伝説スタイルとか、本編にガッツリ絡んできてるのに、何故かシノギのラストで習得。これもうわかんねえなぁ…
しかもギアシステムに阻害される形で、いつものスピーディーな動き+攻撃力のスタイルなはずが、チンタラした動きでなんかショボい。実写版の桐生さんの影響でも受けたのかな?(すっとぼけ)
その上この性能。これにゴーサイン出したバトルスタッフは悔い改めて。伝説なら伝説なりの爽快さとか普通あるだルルォ!?
真島の兄貴は、まあ今作初のプレイアブルキャラ(OTEは銃だったから…)で、我々を苦しめてきたあの奇抜な動きの原点が操作可能となりました。
ただ、まあ、喧嘩師スタイルとかダンサースタイルとか、スラッガースタイルとか、あったような気がしますが、正直喧嘩師でショットガンぶっ放すのが一番強いので、あんまりスタイルとか気にしたことないです。スラッガーに於いては、狭い裏路地や狭い場所での戦いだと、フィニッシュブロー出すたんびにカンカンカンカン壁に弾かれたりするので、なぜ狭い蒼天堀で使うキャラクターに対して、このシステムを取ったのか。コレガワカラナイ。
まあダンサースタイルとか割りと面白かった気がします。くるくる回転してフリーズ、フィニッシュ。ダウンを取れば強いけど、それ以外は正直…エルボーカウンターとかあった気がしますが、どうにも今作のカウンターは一部を覗いて、敵の技に対して噛み合いません。折角成功してもスカったりするし。鉄拳お前のことだよ。
伝説スタイルに於いては、上手くこの三つのスタイルを融合させた形になっており、納得のできるモーションとして完成されていました。性能?うん…
龍4のバッセンで見せたあの回転斬りが、まさか使えるとは思いませんでした。ただ、使ってみて一つわかったことは、これを使う意味がないということです。弱い!そして弱い。攻撃力ねーし。ゲージ全部使っちゃうし。初段当たらないとピヨるし。なんだこの糞技!?
再現するのはいいけど性能が追いついてないんだよなあ。もーホンマ使えんわ!やめたら!!?
後なんかフィニッシュブローからダッシュに移行するんですが、こっから△ボタンを押すと切り抜けが発生します。連続で当てればダウンモーション中の敵に何度も当てられるので、それなりに高性能だったのですが、ゲージを常に消費していくため、当てなければ隙だらけ+ゲージの無駄という、かなりピーキーなシステムになっていたような気がします。まあ回避とかに使えばいいんじゃない?(適当)
カウンター技として登録されているはずの鬼炎という技。メタクソ強いという評判でしたが、まあ、うん…今作のカウンター技はゲージを消費するというクソすぎるシステムによってほぼ使い道)ないです。つーか伝説スタイル使うくらいならショットガンを(ry)
ゲーム自体はかなり面白かったです。ストーリーも(それなりに)面白かったです。
ただ一つ言いたいのは、このゲームの肝はなにか?バトルでしょ、ということです。
なぜ他の要素に力を回して、バトルがこのザマなのか。
過去の桐生ちゃんや真島の兄さんだから弱くてもいいんじゃね?とか考えてたのかもしれませんが、そんなんムービーとかで証明しときゃいいんだよ!
バトルがつまらんともうやる気起きないです。実にもったいねー。維新のバトルが中々面白かったことを考えると、この落差は正直…
維新は人を斬るという、ある意味ファンタジーな行為によって爽快感がありましたが、敵をぶん殴って、自分の拳によって人を傷つけ、倒していく。骨と骨がぶつかり合うこの無骨な感じが本来の龍の面白さだったのではないでしょうか。その点、ヒートアクションの出来が中々良かったため、バトル中、プレイヤーの手で動かせる場所こそ、もっと力を入れて欲しかったというのが正直な感想です。
ミニゲームとかそういうのはもうお決まりだったので、特筆すること)ないです。ただ、ハングオンとかの再現率はすげーと思いました。ポケサーとかも、意外な桐生ちゃんの表情が見えたりして個人的に好きです。そして今作のメインヒロインは盲目の女ではなく、どう考えてもユキちゃん択一でしょう!
蒼天堀水商売アイランドで行えるキャバクラ経営で、SUNSHINEのNo.1嬢として君臨していたユキちゃんですが、他の仲間になるキャストに比べ、その演技力と素朴さとキャッチーさが抜きん出ているため、かなりポイントが高いキャラクターであると言えるでしょう。つーか上原亜衣とかゲームに出て大丈夫なのかこれ。
カツアゲ君もPVや紹介で散々強キャラ扱いされていましたが、実際戦ってみればその実力は一目瞭然でしたね。もーホンマクッソ強いわ~、ワンパンで体力消し飛ぶわ~ あほくさ。と何べん言ったかわかりませんねこれは。
ただ、その行動パターン上、ハメることが楽なために後半では只のATMと化してしまうのが、少しガッカリポイントですね…
後半の所持金インフレを引き起こしているのは間違いなくこのカツアゲ君でしょう。
まあ武器探索とかクッソ金が掛かるので、結局成長+探索を同時進行していくためには、カツアゲ君を利用していくべきではあります。
全体を通してみれば、それなりに面白かったゲームでしたね。ただ、どっぷりハマってやろうという気概は今作においては起きませんでした。あんだけ期待していたから…ということもあるかもしれませんが。
つーか結局盲目の女って何だったんや。その後のストーリーに絡んでこなかったやんけ!
てっきり最初は真島の兄さんとしっぽりやって、その後朴社長へと変わっていくんじゃね?と思ってたんですがね。一応朴社長と真島の兄さんは結婚してたし。絶対その辺の繋がりあるやろ!と思ってたらこれがなかったんですね~。
今作設定はかなり重くしてあっただけに、細かい部分でおざなりな点があったのがすごく残念です。銃で打たれて瀕死だったのに、次のシーンでは龍脱ぎしたのにもかかわらず、銃創すら無いとかもう許せるぞオイ!いくら桐生ちゃんが超人レベルで強いとは、これはねーよ。つーかその理論が通るなら、5のラストとかどうなるねん。土手っ腹に穴開いて、それこそ瀕死で、エンディングでほんとに死んだかもしれないのにさあ。それが通っちゃったら色々破綻しちゃうじゃん。
というか、来年龍が如くの正統続編が発売するとしたら、2012年から4年後の話になるわけで、そうすると年齢とかの設定が益々厳しくなっていくと思うんですけど…どうなんですかね。いよいよもって息子とか娘とか出てくるんですかね。作品の若返りをするにはもうそれしか手がないし。全く関係ないキャラクター出して、ハイ主人公ですよ~とかやられてもいかんでしょ。
遥ちゃんも大学1年生ですよ。はぇ~時の流れってすっごい早い…
まあでもどうせ次回作も買いますよ~買う買う…