2015年04月17日

"Catwings"


Catwings --- Ursula K. Le Guin, Orchard Books, 1988 (paperback 2006)

うふ♪読んだ♪
先に村上春樹訳(単に「和訳」って書けないなぁなんでかー)読んでましたが

突き合わせて比べたわけじゃぁないけど
やっぱり
原文が好き。
猫たちのお母さん(Mrs. Jane Tabby)のおっとり加減がなんとも…^^

"Owl thinks slowly, but the Owl thinks long."


っていうの(軽い繰り返し)も何とも凄み(とおかしみ)があります


猫の話だからあんまり夢中になれないってのはわたしが犬派だからでしょうけども

こういう話も書いちゃうLe Guinってすごいなぁ。
posted by しろくま at 22:39| Comment(0) | こんなん読みました^^

「異界からのサイン」


異界からのサイン --- 松谷みよ子/著 筑摩書房 2004

お亡くなりになったからってわけでもないのですけど…

この本は
現代の不思議話と言いましょうか
現代の民話とでもいうものの更に種とでも言いましょうか

松谷さんがいろんな方から聞き及んだ不思議な「実際にあった話」を
並べてある本でして

最初は動物やら虫やら自然霊(スピリット)やらの不思議譚でしたが
うっかり夜中に読んでいたらだんだん幽霊とか死んだ人の話になって
ここでやめて寝たらきっと怖いからまた幽霊じゃないお話になってから寝ようと
どんどん読んでいたら
もうずっと幽霊話だったという…


ぷぷ。我ながら怖がり


ふしぎ。
でも
こういうはなしだいすき(願わくば幽霊以外)




わたしたちって
わたしたちの先祖がもっていた
こういうスピリットと交歓する能力を
だいぶなくしているのかもしれないですねぇ

あの世とこの世のあわいのような
そんなあいまいな空間が、
ずいぶん減っているからかなぁ
(でも場所はともかく子どものころの夕方ってそんな時間だったなって思う)



posted by しろくま at 22:23| Comment(0) | こんなん読みました^^

信頼3 幽霊の正体見たりっ

hanagumo.jpg
ハナグモです。
青い空をバックに、ここはどこかというと、
車のアンテナの先端よ?なんでこんなところに…

しかも、うちに帰ってきて、門を開けようとして車を降りて見つけたときは
羽虫をくわえてたんです。
(カメラを取りに戻っているうちに虫を落としてた...)

ところで
今日は久しぶりに気持ちのよい青空が広がりました
ホントこの春は雨の多いこと…

な・の・に
わたしの心はブルーでございました(あれ?青いじゃん)

それはですねぇ
たまたまなんですけども
去年やってて一昨日ようやっと引き継いだPTAの役と
実はもう退会しようと思っている婦人友の会の役(ちっさいけども)と
そのふたつでちょっときつい(って私には思える)ことを言われまして

わたしに、ってわけじゃなくって、でも役割的にサンドバッグになった形で

(日頃ないので慣れないのよね。われながらちっさいのですが、サンドバッグって言っても一回ぽんと殴られた程度よ)

でも結構コタエタんですねこれが

どっちもメールだったんですけど
昨晩1通
今日1通
今日のメール貰った直後、歯医者で椅子に座って口を開けてまして
心がざわざわしてもやもやして沈んでました

これをさ
たとえばSedona methodとか
もう誰メソッドか忘れたけど箱に入れて爆破するやつとか(あぁこれだった!)

すっきり解消することもできたんだなたぶん

だけどーーー

じっくり観察して考えてみたよ。
歯医者さんの椅子の上で暇だしっ(´艸`)


それでさーーー

あ!って
気が付いたんだな
あの

相手はそんなつもりなくても私が勝手にショックを受けてたかもしれなんだな
メールだと言葉の足りなさ(そもそもコミュニケーションに占める言葉の割合って10%以下っていうじゃないですか)からホントの意志って伝わりにくいものだし

そもそも
わたしが
そのお二人に対して信頼感を持っていないからじゃないの??

あーーーーーー

これは
わたしにとっては結構な気づきでしたのよ


そっか。信頼。

ハリネズミのようなとげとげに刺されたような気持ちになっていたけれど
自分の握りしめてたとげとげだったのかも。

(わかりにくい?(´艸`))


からくりが理解できると恐怖やら不安やらってネガティブな感情は不思議に消えるものだわぁ

幽霊の正体見たり枯れ尾花〜〜〜〜♪(ってちょっと違うかもだなぁ?)
(でも、この言い回しワタシ結構好きみたい えへへ)

あ、でもいっこ楽になった。感情をどうにかしようとするよりよかったな



posted by しろくま at 22:00| Comment(0) | 日々雑感

2015年04月12日

自分にない子どもの長所を見つけてほめる

sakuras.jpg
さくら(木)とさくらちゃん(犬)^^

狂奔のシーズンは終わりましたがまだ余韻たっぷりですne


さて
なにをしてもかわいかった幼児の時期を過ぎ〜
現在中3になりました。ちゅん2。

接し方も(まぁおおむねのんきなのですが)手探りの日々でございますが

このごろよく思い出す先生からの教えがあります。
(つい忘れてははっと思い出す、というほうが近いかも)

ええと、傾聴療法の松本先生の講義で聞いたのですけど


ずいぶん昔に先生がノルディック複合競技のコーチにアドバイスされたことがあるそうです
選手の能力と可能性を伸ばすためにどうすればいいかって

先生曰く
「自分の得意なことを教え込むことがコーチの仕事ではありません」

「自分の能力を教えるのではなく、
自分の持っていない能力をすべての選手から発見しなさい」


ん?ん??って思っただろうね?

「一つ、自分に無いもの、相手の長所を発見すると記録が伸びます」

「これは、我が子の子育ても同じこと。
子どもの長所、自分にないところを見つけてほめると、能力がどんどん出てきます。
(大脳辺縁系の)扁桃体は感情(と関わり)、エネルギーのもとだからです」

「相手の思いを感じること、
自分にはないような思いをしていることに感動すること」

「これは知的に知るということでは決してありません」



「子どもの長所、自分にないところを見つけてほめると、能力が伸びる」

なんってここだけ抜き書くと
なんだか子育ての「コツ」"method"的なものに聞こえてしまうかもだけど

このベースには
人間の脳のはたらき

enpathic understanding (←「共感的理解」と訳しては零れ落ちるものがあるのです)

などが深くかかわっているようでして
そんなことも講義で話してくださるのですけど


時間を見つけて復習しなくっちゃと思いつつなかなかできないでおります…
あ、でも(おもしろいよ!!でも)blogで逐一ご紹介するわけにはいかないのでありまして

ご興味のある方には
ご著書をお勧めいたします〜
(まだあんまり数読んでいないので今のところのおすすめはこれかなっ)



posted by しろくま at 10:30| Comment(0) | 日々雑感

2015年04月08日

「空飛び猫」


空飛び猫 --- アーシュラ・K・ル=グウィン/作 村上春樹/訳 講談社文庫 1996

これは
ル・グゥインだ!って読む人と
村上春樹だ!って読みたくなる人と
その両方と(わたしはこっちのほう)いるかもね?
村上ファンではないのだけど、興味深い…

あ、猫好き(だから)!って人もいそうね



村上さんの訳は理知的で穏やか。
でも
こんなに漢字のいる物語?!

これはぜひ
原著を読んでみたーい♪

posted by しろくま at 12:31| Comment(0) | こんなん読みました^^

"The Spook's Sacrifice"


The Spook's Sacrifice --- Joseph Delaney, Random House Chidren's Publishers, 2009

シリーズ6冊目。先は長い〜(でも楽しみ♪)

出てくる悪いもんがほぼfemaleばっかりだっていうのは
(Fiend←悪魔の大王みたいなの は男って設定だけどさ)

Harry Potterシリーズ(作者が女性)で悪い奴らは大部分maleだったのと比較するとなるほどって気もする。
(Bellatrix Lestrangeとか悪いのもいたけど少数だったねー)

良い悪い、っていうかここではLight/Darkでございますけれども。


ってふうに設定には若干(以上の)疑問がどうしてもあるものの
(いやそもそも絶対悪、絶対善、っていうキリスト教的?一神教的?世界観自体がどうにも馴染めないものの)
やっぱり面白いのよねぇ


圧倒的善も女性。悪も女性。まぁ言ってみればマザコン男子の物語ですな
(だからワタシ楽しいのかもね♪)

今回の舞台はギリシャ!
実在の地名とか出てきて、google map見ながら読むと面白いです



どこまで翻訳されてるのかな〜〜〜って
日本語版のサイトみてみて驚いた!



この方がイラスト描かれてるのは知ってたけど
うひゃ〜〜 イメージが全然ちがーーう!!!

魔使いは こんなかんじのじいさんじゃないし
トムも こんながっしりした若者じゃないし
アリスも こんなに色っぽくないし!
ついでに魔使いのカバンもこーんなんじゃないしっ!


あーびっくりした。
いやそりゃーね、イメージするのはひとそれぞれ、でございましょうが
こんなふうに読者に押し付けたらやっぱりあかんと思いますっ
いっつもおんなじこと言ってますが…)

だってTomって14歳(この作中で15歳になる)なんだよ!?
ちゅん2と同い年なんだよ???こんな若もんであろうはずがない…
(でも映画とはあんまり違和感ないだろうねぇ ←わたしはありありだけど...)

てへ。もともと守り人シリーズなどのこの方(々)のイラストに大反対なので
(アニメっていうもの自体が「やりすぎ」って宿命を持ってるのかもね?)
やっぱりここでも。わたしってばぶれてなーい((^┰^))ゞ


と、文句はまぁこのくらいにいたしまして…
(それに直接は関係ないしっ)


この巻の中で(それとシリーズのこれまで読んできた中で)一番感動したのは
(実は2か所あって)

ひとつは
Tomが、古い女神Ordeenの前でお前は誰だってあれこれ尋ねられて

お父さんのことをこう言うところ。

"My father was a farmer who worked hard to bring up his famil and tought us right from wrong.
He's dead now but I'll never forget him.
And never forget what he taught me."


しびれません???^^

それからもうひとつは
Tomのお母さんの、息子への愛情がひしひしとつたわるところですかねぇー
最期まで。その強さも。





そんなこんなでやっぱりTomが大好きでつい読んでしまう物語。
それにしても
いつも崖っぷちを歩いているようなのよねぇ。
今回もいよいよ断崖絶壁に追い込まれてしまって、それで「つづく」…
(゚_゚i)


いままで1冊ずつ買ってましたがイギリスからなので届くのに時間がかかるので
つぎは2冊いっぺんに買ってしまいましたとさ♪






posted by しろくま at 11:41| Comment(0) | こんなん読みました^^

2015年04月03日

かわいそ…(・Θ・;)


は、挟まっちゃったのね…

(でもどうやって!??)

おまけに牛に笑われて…(・Θ・;) かわいそー(だけどなんとものどかでかわいい)


facebookで教えてもらった写真。
posted by しろくま at 10:42| Comment(0) | 日々雑感

ミスジコウガイビル

今日は写真はやめとく…(; ̄ー ̄川

昨日ちゅん2が、お風呂に入ってて
ナメクジがいる〜〜〜〜!

っていうので見てみましたら

いやもっと細長い紐状で、頭の先っぽは槌状っていうかプラナリア似で、
ナメクジじゃぁないんだけどなんだろうね?


まずはこの本みてみましたが載ってなかったので

ということは毒はないということか…
(以前レメディの勉強していたころはこういう毒関係の本はよく使ってましたっけ)



で、次に取り出したるは

こっちー

ふむふむ
(嬉しそうに調べていたらオットがあきれていた)

ありました!
ミスジコウガイビル
っていうらしく

そういえばお風呂にいたのはちっちゃい奴だったけど
前に一度、これのすごーーい長いのが雨上がりの塀にくっついてるのを見たことがあったよ。

リボンみたいに薄っぺらくって、3本ラインが入ってた。
写真はこちらからご覧ください^^


ちゅん2も興味深そうに本を眺めておりましたが

少ししてわたしが
「あ、あれ、なんだったっけ?あの名前?」

なーんて言ってもう一度ページを探してたら

「えーっとね… 水嶋ヒロみたいな名前」って申しておりました。
たしかに(。・m・)

この名前は頭の形がこうがい(笄)に似てる、ってことからついたものだということですが

わたしはむかしの分銅みたい って思いました

(あとああいう両刃の斧もあるよね)
posted by しろくま at 10:31| Comment(0) | 日々雑感

2015年04月02日

「リスボンに誘われて」


リスボンに誘われて Night Train to Lisbon --- ドイツ・スイス・ポルトガル合作 2013

さっきamazonからメールが来ててこのDVDをお勧めしてた。
あら読まれてる?この映画先月神戸に観にいってきたとこだよ〜〜
(今日DVDの発売日だそうな)


それで、おさかなやに書いてなかったのを思い出しましたが
なんせ日が経ってしまったもので…


ポルトガルと言えばね。

その昔新婚旅行で行く計画を立ててて準備してて…
なんだけど
ちゅん2がおなかにいたので、産婦人科のお医者さんに「わたしならやめとくわ」って言われて
国内旅行に変えちゃったので

結局まだ訪れたことがない国。
いつか絶対行きたい国。

いわし焼いて食べたりするから、お醤油をもっていかないといけないな
とか
古城のホテルに泊まりたいな
とか
大陸の果つるところ(ロカ岬)に行きたいな
とか


ヨーロッパの人にしてみてもやっぱり
(この映画の主人公はスイス在住でしたが)
やっぱり果ての、非日常の、
そして見知らぬ自分自身を発見するところなのかな


おもしろかった!というよりも、
なんだかしみじみ余韻に浸ってしまうような映画でした


posted by しろくま at 13:24| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2015年04月01日

「マンボウの素人乗馬読本」


マンボウの素人乗馬読本 --- 北杜夫/著 新潮文庫 1990

初出は昭和58年(集英社)だそうな。

ということは
北さん56歳あたりの作。そうかー…

お若いころから馬に乗っておられたため、
「乗馬歴はかなり長いが」(35、6年だそう)
「猫背でみっともない」
「ろくに馬にも乗れない」
「わたしは乗馬をする人の中で最も下手だと自信が持てる」


なーんておっしゃいますが

なんのなんの。お写真(表紙の一枚だけ…)を拝見すると
立派なお姿ではございませぬか〜

とはいえ
どうもかなーりの偏屈でいらっしゃいます
馬場が嫌いで…
習うのが嫌いで
自己流で外乗で(昔の車の少ない時代の軽井沢やねぇ)落馬しながら
好きなように乗ってこられたようです

気持ちわかるかも。そんな勇気と意志はわたしにはないが…

お若いころの馬の扱いがなんとも無茶で馬がかわいそうだなーって思ったのと
当時あまりたくさん乗馬関連の教本がない中で、あれこれ読んでおられるのがなんだか
(わたしと似ていて)おもしろいなって思ったのと
(わたしは育児書もあれこれ読み比べたタイプ)

あと「膝を締める」っていうのは昔の「軍隊式」の乗り方だったんだなってことがわかりました


後半は、主にアメリカの(生き生きとした)馬がモチーフの小説が紹介されていて
おもしろかった。
読んでみたい!(でも馬がかわいそうな境遇に陥る話は苦手かもー)


「乗馬は楽しい」「馬はかわいい」
「乗馬はゴルフよりも安価」っていうのはホント同感でございます

posted by しろくま at 23:08| Comment(0) | こんなん読みました^^