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除染作業員の被ばく線量上限下回る4月16日 4時39分
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東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、土壌の除染などを行った作業員の被ばく線量のデータが15日、初めて公表され、すべての作業員が法律で認められた上限を下回りました。
このデータは、国が直轄で行っている除染や放射性廃棄物の処理に関わっている作業員の被ばく線量をおととし12月から管理することになった財団法人「放射線影響協会」が公表しました。
協会が管理を始める前のおととし12月末までの作業員2万6382人について、事業者から提供を受けた被ばく線量のデータをまとめたもので、1人当たりの被ばく線量は、年間平均で0.5ミリシーベルトでした。
一般の人が1年間に浴びても差し支えないとされる1ミリシーベルトを超えた人は、平成25年で作業員の14.6%に上りましたが、すべての作業員が法律で認められた被ばくの上限の年間50ミリシーベルトを下回りました。
厚生労働省は「被ばく線量については適切な管理を求めており、引き続き事業者の指導、監督に努めたい」としています。
協会が管理を始める前のおととし12月末までの作業員2万6382人について、事業者から提供を受けた被ばく線量のデータをまとめたもので、1人当たりの被ばく線量は、年間平均で0.5ミリシーベルトでした。
一般の人が1年間に浴びても差し支えないとされる1ミリシーベルトを超えた人は、平成25年で作業員の14.6%に上りましたが、すべての作業員が法律で認められた被ばくの上限の年間50ミリシーベルトを下回りました。
厚生労働省は「被ばく線量については適切な管理を求めており、引き続き事業者の指導、監督に努めたい」としています。