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軍どうし直接連絡 米中のテレビ電話が開通
4月11日 20時33分

軍どうし直接連絡 米中のテレビ電話が開通
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アメリカと中国の軍どうしが直接、連絡を取り合うテレビ電話が正式に開通し、アメリカのデンプシー統合参謀本部議長と中国の房峰輝・総参謀長が両国の軍の関係などについて意見を交わしました。
中国国営の新華社通信によりますと、アメリカ軍の制服組のトップデンプシー統合参謀本部議長と中国人民解放軍の房峰輝総参謀長は10日夜、正式に開通したテレビ電話で意見を交わしました。
この中で、房総参謀長は、「テレビ電話の開通は両国の軍どうしの信頼醸成が一歩前進したことを示すものだ。両国の軍は新しい軍事関係の健全で安定した発展を推進し、アジア太平洋と世界の平和と安定を共同で守るため積極的に貢献すべきだ」と述べました。これに対し、デンプシー議長は、「円滑な意思疎通を保ち、協力を絶えず深め、課題に積極的に取り組み、両国と両軍の関係発展の推進に努めたい」と述べたということです。
ただ、アメリカと中国の間では、このところ、中国が南シナ海で埋め立てを拡大しているとしてアメリカがけん制し、中国が反発しています。
新華社通信は、今回、「双方がともに関心を持つ問題について意見を交わした」と伝えていて、こうした南シナ海を巡る問題などについても協議が行われた可能性があります。テレビ電話の正式な開通で、今後、米中の軍どうしの信頼醸成がどこまで進むかが焦点です。

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