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米GEが不動産売却へ 製造業に集中
4月11日 14時29分

米GEが不動産売却へ 製造業に集中
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アメリカの大手複合企業GE=ゼネラル・エレクトリックは、金融部門の子会社が保有する3兆円を超える規模の不動産を売却すると発表し、製造業に事業を集中させる姿勢を鮮明にしています。
GEは10日、金融部門の子会社が保有する不動産およそ265億ドル(日本円で3兆1800億円)をアメリカの投資会社などに売却すると発表しました。
GEの金融部門は、かつては収益の半分を占める主要な事業でしたが2008年の金融危機で大きな打撃を受け経営不安を招いてからはリスクが高い事業だとして縮小を進めてきました。その一方でGEは市場の成長が見込める発電に使うガスタービンや航空機エンジンなどの事業を含む産業部門を強化してきました。
GEは、産業部門が収入全体に占める割合を2018年までに今の58%から90%以上に高める方針で製造業に回帰する姿勢を鮮明にしています。GEのジェフ・イメルトCEO=最高経営責任者は「今回の決定はGEの競争力をさらに高める重要な一歩となる」と話しています。
ガスタービンなどの重工業の分野では火力発電システムで三菱重工業と日立製作所が事業を統合するなど大型の再編が進んでおり、世界の大手企業の間で受注競争が激しくなっています。

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