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米・キューバ両首脳が握手 協議進展か注目4月11日 10時49分
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南北アメリカの首脳が一堂に集まる米州首脳会議が中米のパナマで始まり、アメリカのオバマ大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長が顔をあわせて握手するなど、翌日に行われる見通しの両国の国交正常化に向けた首脳による協議を前に、雪どけムードを演出しました。
米州首脳会議は北米や中南米など35カ国の首脳が一堂に集まり、地域の共通の課題などについて意見を交わす会議です。
中米のパナマで開かれる今回の会議は2日間の日程で行われ、初日となる10日の夜、開会式が行われました。キューバはこれまでアメリカの意向によりこの会議には参加できませんでしたが、オバマ政権が対キューバ政策を見直したのに伴い、ラウル・カストロ国家評議会議長が初めて参加しました。
開会式では、カストロ議長とオバマ大統領が顔をあわせ、握手する場面も見られました。両国の間で国交正常化に向けた交渉が1月に始まって以来2人が会うのは初めてで、雪どけムードを演出した形となりました。
2人は11日に、1961年の国交の断絶以降初めてとなる両国の首脳による協議を行い、意見を交わす見通しで、国交正常化に向けて大きな進展が見られるのかどうかが注目されています。
中米のパナマで開かれる今回の会議は2日間の日程で行われ、初日となる10日の夜、開会式が行われました。キューバはこれまでアメリカの意向によりこの会議には参加できませんでしたが、オバマ政権が対キューバ政策を見直したのに伴い、ラウル・カストロ国家評議会議長が初めて参加しました。
開会式では、カストロ議長とオバマ大統領が顔をあわせ、握手する場面も見られました。両国の間で国交正常化に向けた交渉が1月に始まって以来2人が会うのは初めてで、雪どけムードを演出した形となりました。
2人は11日に、1961年の国交の断絶以降初めてとなる両国の首脳による協議を行い、意見を交わす見通しで、国交正常化に向けて大きな進展が見られるのかどうかが注目されています。
キューバの人権改善を
オバマ大統領は10日、この地域の人権活動家や教育関係者などが参加する会合に出席しました。
演説したオバマ大統領は、まず「国が強くなり成功するためには、力強い市民社会が必要だ」と述べ、人権活動家らの活動をたたえました。そのうえで、国交正常化に向けた交渉を進めているキューバについて、「アメリカとキューバの関係は新たな章に入った。これにより、キューバの人々を取り巻く環境が改善することを期待する」と述べ、交渉を通じてキューバの人権問題の改善を求めていく考えを強調しました。
ホワイトハウスによりますと、会合にはキューバの反体制活動家2人も出席していたということです。オバマ大統領は11日には、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長と両国の国交正常化に向けて意見を交わす見通しですが、交渉を進めるなかでも、キューバの人権問題を置き去りにしない姿勢を改めて示した形です。
演説したオバマ大統領は、まず「国が強くなり成功するためには、力強い市民社会が必要だ」と述べ、人権活動家らの活動をたたえました。そのうえで、国交正常化に向けた交渉を進めているキューバについて、「アメリカとキューバの関係は新たな章に入った。これにより、キューバの人々を取り巻く環境が改善することを期待する」と述べ、交渉を通じてキューバの人権問題の改善を求めていく考えを強調しました。
ホワイトハウスによりますと、会合にはキューバの反体制活動家2人も出席していたということです。オバマ大統領は11日には、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長と両国の国交正常化に向けて意見を交わす見通しですが、交渉を進めるなかでも、キューバの人権問題を置き去りにしない姿勢を改めて示した形です。