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スー・チー氏と政権側 憲法改正の協議開始4月11日 4時06分
ミャンマーで、最大野党の指導者アウン・サン・スー・チー氏の大統領就任を阻んでいる憲法の改正などを巡って、スー・チー氏と大統領ら政権側の6人による協議が初めて開かれました。
軍事政権時代に制定されたミャンマーの憲法は、事実上、スー・チー氏を標的に、外国籍の家族がいる人物の大統領への就任を禁じていて、ことし11月にも予定されている総選挙を前に憲法の改正が大きな焦点となっています。
こうしたなか、10日、首都ネピドーで、スー・チー氏とテイン・セイン大統領や国軍の司令官、それに議会の議長など6人による協議が初めて開かれました。ミャンマー政府の報道官によりますと、今回の協議では、憲法の改正のほか、少数民族との和平協議や選挙前後の国の安定といった課題について話し合われ、今月中にも2回目の協議を開くことで合意したということです。
また、出席者によりますと、憲法を改正する必要性については全員が理解を示したものの、具体的な議論は次回以降に持ち越されたということです。
ミャンマーは2011年に民政に移管していますが、現在の憲法は軍に議会の議席の4分の1を割り当てるなど軍事政権時代の規定がそのまま残されていて、民主化の障害となっています。
こうしたなか、10日、首都ネピドーで、スー・チー氏とテイン・セイン大統領や国軍の司令官、それに議会の議長など6人による協議が初めて開かれました。ミャンマー政府の報道官によりますと、今回の協議では、憲法の改正のほか、少数民族との和平協議や選挙前後の国の安定といった課題について話し合われ、今月中にも2回目の協議を開くことで合意したということです。
また、出席者によりますと、憲法を改正する必要性については全員が理解を示したものの、具体的な議論は次回以降に持ち越されたということです。
ミャンマーは2011年に民政に移管していますが、現在の憲法は軍に議会の議席の4分の1を割り当てるなど軍事政権時代の規定がそのまま残されていて、民主化の障害となっています。