みんな大好きなキムチ、ピリリとした辛さと、ほんのりきいた酸味がおいしいですよね。そんなキムチですが、みなさんはどのように食べていますか?
キムチとは白菜などの野菜と唐辛子や魚介の塩辛を使った漬物で、乳酸発酵しているので酸味があるのが特徴。塩気も甘みもあるので、醤油や砂糖のような調味料感覚でも使えるので便利なんです。
そこで今回は、そんなキムチを入れると捗る廃人飯レシピを御紹介いたします。非常に存在感のある味のキムチですが、実は意外なものとも合うんですよ。そんなレシピを御紹介したいと思います。
1. キムチ~スティック
材料 1人分
- 豚バラ薄切り肉・・・・・2枚
- キムチ・・・・・・・・・10g(箸で2回つかむ量をイメージ)
- 溶けるスライスチーズ・・1枚
- 片栗粉・・・・・・・・・適量
- ごま油・・・・・・・・・適量
作り方
キムチはキッチンペーパーで水気をふいておく。
- 豚バラ薄切り肉を広げ、片栗粉を薄くまぶす。
- 溶けるスライスチーズを半分に切って肉の上に置き、その上にキムチを乗せる。手前から奥に肉を巻き、キッチンペーパーで水気をふいて片栗粉をまぶす。
- フライパンに多めのごま油を中火で熱し、巻いた豚肉を揚げ焼きしたら完成。
※油の量は肉巻きの半分がつかるくらいを目安にしてください。油が少ないと焦げてしまいます。中火を保って焼き色がつくまで7分ほど揚げ焼きしましょう。
揚げ上がりに感じるキムチとチーズの香りが食欲をそそります。口に入れると先ず衣のサクッとした食感を感じ、次に豚バラ肉の肉汁、チーズのコク、最後にキムチの爽やかな辛さを順番に感じられます。調味料は一切使わなくてもキムチの味だけで十分においしくいただけますよ。
2. 麻婆キムチ
材料 1人分
- 長ネギ・・・・・・・・1/4本(A)
- ニンニク・・・・・・1/2片(A)
- ショウガ・・・・・・ひと片(A)
- しょうゆ・・・・・・・・小さじ1
- キムチ・・・・・・・・・30g
- 木綿豆腐・・・・・・・・小1丁(180gくらい)
- 水溶き片栗粉・・・・・・30cc (片栗粉 小さじ2 水 小さじ4で)
- 水・・・・・・・・・・・150cc
- ごま油・・・・・・・・・・小さじ1
作り方
下準備:キムチと(A)はみじん切りする。一部はトッピング用にとっておく。豆腐は水切りし、手でちぎっておく。
- フライパンにごま油を中火で熱し、長ネギ、ニンニク、ショウガを香りが立つまで炒めたら、キムチを加える。
- 水を入れてひと煮立ちさせたら醤油で味を調え、豆腐を入れて混ぜる。
- ひと煮立ちさせたら、水溶き片栗粉を数回に分けて入れ、とろみをつける。
- 器に盛り、中央にトッピング用のキムチをのせ、ごま油をかけて完成。
「肉をまったく使っていないのに、コクがあっておいしい!」が率直な感想です。キムチには魚介の塩辛が入っているので、ダシが出ているんですね。肉なしであることが気になりません。通常は豆板醤やだしの素など使うことが多い麻婆豆腐ですが、キムチを使えば調味料をほとんど必要としないので便利です。口の中に広がる適度な酸味もたまらないですよ。
3. キムボナーラ
材料 1人分
- スパゲッティ 100g
- キムチ 50g
- 全卵 1個(A)
- ごま油 大さじ1(A)
- 粉チーズ 大さじ1(A)
- 卵黄 1個分
- 白ごま 小さじ1
- 青ネギ 適量
- 塩こしょう 適量
- ごま油 大さじ1/2
- 塩 適量
作り方
下準備:卵は常温に戻しておく。青ネギは5mm幅に切る。
- フライパンにごま油を引いて中火にかけ、キムチを炒める。スパゲッティを茹で、茹で時間の1分前にザルにあげる。ゆで汁(大さじ2)はとっておく。
- ボウルにAを入れてよく混ぜておく。
- 茹でたパスタと炒めたキムチとAをとろみがつくまで手早く混ぜ、塩で味を調える。
- 器に盛ったら中央にくぼみを作り、卵黄を落とす。仕上げに白ごまと青ネギを散らして完成。
キムチの辛さと酸味がカルボナーラソースとマッチしています。パスタに絡んだソースがとってもおいしい。キムチの香りはチーズの香りとよく合うので、味だけでなく香りも味わってくださいね。卵黄を崩してパスタ全体によく絡めて食べてみてください。
キムチを使うと捗る禁断の廃人飯レシピをご紹介させていただきました。辛さ、塩気、甘み、酸味などたくさんの味を持つキムチは、食材としても調味料としても魅力的な食材です。魚介のダシも取れるので、料理にうまみを加えてくれるのも嬉しいですね。いつものおかずにキムチを加えてみてはいかがでしょうか。
食の広報YUICHI
1984年7月1日 神奈川県生まれ。学生時代はスペイン語を専攻、卒業後は貿易会社、翻訳会社に勤務し、料理とは無縁の生活を送る。現在の会社で勤務を始めた2010年、慣れない大阪での一人暮らしと仕事の厳しさで落ち込んで帰宅したある日、夕飯にみそ汁を作って気持ちが前向きになったことで料理が気持ちを癒す力があることを体験。以来たくさんの料理を自炊するようになり、料理家としての活動を目指すきっかけとなる。企業の広報を仕事をこなしながら、一人暮らしの人でもシンプルに作れるレシピの発信と、マスコミ向けのリリース記事を4年間書いてきた経験を生かし、グルメ媒体の記事連載を行っている。
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