朴大統領 南米4カ国歴訪に出発

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は16日午後、コロンビア、ペルー、チリ、ブラジルの南米4カ国歴訪に出発した。

 この日は295人が死亡し、9人が行方不明となっている旅客船セウォル号沈没事故から丸1年。出発前には事故海域に近い南西部の珍島・彭木港を訪れ、犠牲者の冥福を祈った。

 朴大統領の外遊は今年3回目。今回の南米訪問もトップセールスに焦点が当てられている。新興市場の南米地域は安定的な経済成長で中間層が急増しており、新しい高付加価値商品やサービスを求める需要が急速に拡大している。自動車や電子製品などに偏っている協力分野を情報通信技術(ICT)や保健医療、新エネルギー産業に広げる方策を各国の首脳と話し合う。

 今回の歴訪には過去最大規模となる125社の126人が経済使節団として参加。各国で商談会を開催するほか南米への進出拡大を模索する予定だ。

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