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【大リーグ】

青木止まった、連続試合安打9 止まらない、王者ジ軍6連敗

2015年4月17日 紙面から

◇ロッキーズ4−2ジャイアンツ

 昨季ワールドシリーズ(WS)を戦った両チームが、開幕から対照的な戦いぶりをみせている。「ジャッキー・ロビンソン・デー」として大リーガー全員が背番号42をつけた15日、王者のジャイアンツは本拠地開幕シリーズのロッキーズ3連戦で3連敗を喫し、これで前カード以来の6連敗。一方、WSで敗れたロイヤルズはこの日ツインズに敗れるまで開幕7連勝と好調ぶりが光る。ロ軍から今季ジ軍に移った青木宣親外野手(33)の心中はいかに? チームの負の連鎖か、青木は15日のロッキーズ戦で3打数無安打に終わり、連続試合安打は「9」でストップした。

 大ブレーキのジャイアンツにあって、青木の勢いもついに止まった。3打数無安打で開幕から9試合連続安打でストップ。昨季から続いていたメジャー自己最長の連続安打も17試合で止まり、チームの連敗も昨季の最長に並ぶ「6」に伸びた。

 始まりからして不穏だった。1回の第1打席は、91マイル(約146キロ)の直球が背中を直撃。青木は「うああっ!!」と叫んであおむけに倒れ、慌ててトレーナーが駆けつけた。時事電などによれば「大丈夫だと思う。ちょうど背骨のところで、ちょっと首にきた」と大事には至らなかったが、その後の打席も強い打球が遊撃の正面を突いたり、高く跳ねたゴロ打球が一塁で間一髪アウトになるなど運にも見放された。

 開幕から9試合連続安打は、2006年ヤンキースの松井秀喜、07年デビルレイズ(現レイズ)の岩村明憲に並ぶ日本選手のメジャー最長記録だったが、更新はならず。青木は「この記録は気にしていない。調子は悪くなかったが、少しずれていた」と淡々と語った。

 それより心配なのはチームだ。6連敗の間はわずか計9得点で、青木を除けばチーム打率1割6分3厘。米スポーツサイトのファンサイディッドは15日、「アオキの絶好調ぶりが、寒い打線のせいで無駄になっている」と報じた。「まだまだ始まったばかり。切り替えていきたい」と青木。チームに流されず、自身の好調の波に乗り続けるしかない。

 

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