古源盛一
2015年4月16日11時37分
プロレス好きを公言する女性タレントが増えるなど「プロレス女子」のブームが続いている。女性向け観戦ガイド本や人気レスラーの著作が書店に並ぶ中、異色なのが朝日新聞鳥取版のコラム「本の学校から」でも紹介された「プ女子百景」(小学館集英社プロダクション)だ。著者の女性イラストレーター「広く。」さんが鳥取市出身と聞き、会いに行った。
プ女子百景は四六判、287ページ。力道山の空手チョップから最近の人気選手のオリジナル技まで、時代を超えた260種類のプロレス技が1ページに一つずつ紹介されている。ただし、技をかけるのも受けるのも学生服の女子だ。「巻頭に表示していますが、絶対にまねをしないでください」と広く。さん。
旧国府町出身。多摩美術大(東京)に入学し、漫画部に所属。プロの漫画家としてデビューしたが、都内の紙製品メーカーに勤めながら創作活動を続けている。年齢は非公表。都内で暮らしている。
多摩美術大時代にテレビ番組で目にしたグレート・ムタ選手の試合を見て興味を持ち、プロレス雑誌を買い集めた。初観戦は2002年。ムタ選手と格闘家ボブ・サップ氏との試合だった。「全くの興味本位でした。(ビースト=野獣と呼ばれた)ボブ・サップを生で見たいと思って」
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