1. 室外機・室内機のエアコン洗浄(工場・店舗・ホテルなど)
・電気代削減効果(コストダウン度)
空調コストの10%~20%程度の削減ができます。長期間、清掃していない場合は思わぬ大きな電気料金削減効果が生まれる場合も。
・導入費用
自前で洗浄する場合はコスト負担小。専門業者に依頼もできます。
・導入時のポイント
洗浄後のエアコンの設定温度の変更を行うことで効果が高まります。
2.エアコン設定温度変更(工場・店舗バックヤード・ホテルの共用部など)
・電気代削減効果(コストダウン度)
手軽に取り組めるのに効果が大きいのが設定温度の変更。電気料金の10%程度削減できる場合があります。
・導入費用
導入費用は特に必要なし。
・導入時のポイント
エアコン洗浄や室外機の日よけ対策と合わせて行うと効果的です。
3.エアコンを送風・自動に設定(工場・店舗バックヤード・ホテルの共用部など)
・電気代削減効果(コストダウン度)
意外と知られていませんが、“送風”、“自動”にする方が省エネになります。空調コストの3%~5%程度、削減できます。
・導入費用
導入費用は特に必要なし。
・導入時のポイント
設定温度の変更と同様、エアコン洗浄や室外機の日よけ対策と合わせて行うと効果的です。
4.エアコンの個別運転(工場・店舗バックヤード・ホテルの共用部など)
・電気代削減効果(コストダウン度)
使用状況にも依りますが、ビニールカーテンなどで冷やすスペースを区切るとそこそこの効果が見込めます。
・導入費用
回路を別にする工事が必要になる場合は費用が高くなり、おススメできません。
・導入時のポイント
電気工事の図面作成時に稼働状況をよく想定して、検討しましょう。
5.人感センサー付きエアコンを導入する(工場・店舗バックヤード・ホテルなど)
・電気代削減効果(コストダウン度)
スペースの活用状況によっては電気料金削減額が大きくなるケースもあります。
・導入費用
施設の稼働状況を検討し、エアコン入替の際に検討しましょう。
・導入時のポイント
近年は家庭用エアコンで人感センサー付きのエアコンが発売されています。ホテルや旅館、温浴施設などの施設と相性が良いです。
6.室外機対策(工場・店舗・ホテルなど)
・電気代削減効果(コストダウン度)
室外機にスーパーコンデンサーを取り付けることにより年間消費電力量が約10%下がります。
・導入費用
メンテナンスやランニングコストを支払う必要がなく、取り付けが簡単です。
・導入時のポイント
新冷媒を併せて利用すると更に削減効果が期待できます。
7.金属修復剤を導入する
・電気代削減効果(コストダウン度)
使用期間3年未満のもので10%前後の改善率、10年を超えるものでは30%以上の改善率となっており、使用期間の長いものほど改善率が高くなる傾向があります。
・導入費用
初期の取り付け費用だけで、ランニングコストなどはかかりません。
・導入時のポイント
効果が持続するのは4~5年程度なので、一定期間経過したら交換する必要も出てきます。
8.地中熱活用
・電気代削減効果(コストダウン度)
ある温浴施設では、年間200万円の灯油購買コストを削減できました。
・導入費用
地中熱活用方式の一つであるヒートクラスターと呼ばれる方式は、イニシャルコストが従来型のボアホール方式と比較すると導入コストは約70%以上も安価です。
・導入時のポイント
高度な専門知識が必要なため業者に問い合わせ。
9.稼働時間の見直し
・電気代削減効果(コストダウン度)
夜間電力使用量の多い会社は「従量電灯」から「時間帯別電灯」という契約に変更すれば、昼間使用量は1キロワット当たり5円超上がりますが、夜間使用量が約15円下がります。電力の契約内容に合わせて使用形態を変更していくことでコスト削減が可能です。
・導入費用
特になし。
・導入時のポイント
各電力会社の料金表を見ながら稼働時間を見直すか、専門のコンサルタントに依頼しましょう。
10.空調設備の更新
・電気代削減効果(コストダウン度)
意外と目を付けませんが有効な手段です。年々性能が上がっていますので、2年前と比べて20%以上も電気代が削減された事例もあります。
・導入費用
新商品は費用がかかりますので電気代削減期待値と比較検証することが求められます。
・導入時のポイント
シミュレーションを入念に行いましょう。
11.シーリングファン設置
・電気代削減効果(コストダウン度)
エアコンの設定温度を3℃高くした場合と体感温度は変わりません。(設定温度1℃につき電力が10%削減できるといわれています。)
・導入費用
工事費用を含めると1台当たり2~3万円といったところでしょうか。
・導入時のポイント
夏場は天井の暖かい空気を下に送るために下向きに、冬場は床付近の冷気を上に送るため上向きに回転させるとより効果的です。
12.建物への遮熱塗料塗装
・電気代削減効果(コストダウン度)
環境によりますが、室内温度を約3℃~5℃低下させることができ、約15%以上の電気代削減効果があります。
・導入費用
1キロ当たり3,000~8,000円程度です。断熱効果は5年から長いもので25年ほど。
・導入時のポイント
外部環境に合わせてどの塗料が一番最適かを考える必要があります。
13.デマンド監視装置
・電気代削減効果(コストダウン度)
デマンド値が一番高くなる夏場の値を抑えれば、年間を通して電気代を削減できる。削減量の目安は15%~20%。
・導入費用
設備工事費を含めると、100万円~150万円程度。ランニングコストはかかりません。
・導入時のポイント
コスト負担と削減量を検討しながら導入の是非を判断することになると思います。
14.換気窓を設置する
・電気代削減効果(コストダウン度)
空気の通り道を確保するだけでエアコンが効くようになり、節電効果もあります。
・導入費用
小さいものだと数百円~。3,000円台のものまで多数。
・導入時のポイント
風の流れなどを意識して取り付ける必要があります。
15.涼風機を導入する
・電気代削減効果(コストダウン度)
最高気温40.9℃※の外気を27.1℃の涼風に変えて給気可能。条件によりますが、ランニングコストが産業用エアコンと比べて毎月20万程度削減できます。
・導入費用
50万円台~130万円台までピンキリです。
・導入時のポイント
作業面積や外気温との差に応じて台数を決定していきます。
16.冷凍機・冷却機の洗浄
・電気代削減効果(コストダウン度)
例えば食品スーパーなどでは、年間の削減額が100万円以上になる例もあります。
・導入費用
洗浄費用がかかるだけでランニングコストはかかりません。
・導入時のポイント
エアコンなどの定期的なメンテナンス時に依頼するのがいいでしょう。洗浄も定期的に実施すべき電気代削減方法です。
17.制御機器の設置
・電気代削減効果(コストダウン度)
最大需要電力を50Wから40Wに削減できた結果、年間16万円程度のコスト削減に成功。
・導入費用
初期導入費、ランニングコストが2000円前後。
・導入時のポイント
日々の使用状況をモニターで確認しながら使用電力を調整していく必要があります。
18.回転磁場抑制装置
・電気代削減効果(コストダウン度)
モーター動力の使用電力量を10%~15%削減し、電気代を削減する。
・導入費用
初期投資150万円で投資回収期間が約3年半。
・導入時のポイント
リース契約可能。メーカー保証5年付き。
19.インバータ照明導入
・電気代削減効果(コストダウン度)
月々の電気代が約50万円の場合、削減額は月々4万円程度です。
・導入費用
小型食品スーパーのケースでは初期費用が150万円程度。電気代削減による初期投資回収期間は3年半を想定しています。
・導入時のポイント
一部の先進的な大手企業で導入が進みつつあるが、一般的には知られていない技術です。リース契約もあります。
20.LED照明導入
・電気代削減効果(コストダウン度)
長寿命化による工賃の低下及び水銀灯と比べて約80%の省エネになります。また、熱をほとんど持たないことから夏場の空調コストの削減にも寄与します。
・導入費用
取付施設、場所によって異なる
・導入時のポイント
取り付けに際し補助金が出る場合もあるので、有効に活用することをおすすめします。
21.照明の間引き点灯
・電気代削減効果(コストダウン度)
一番手軽な電気代削減手段。水銀灯からLEDへの付替と合わせて考えると、消費電力の半分以上を削減することができます。従業員の省エネに対する意識改革にもなります。
・導入費用
特になし
・導入時のポイント
社内での取り決めを行うこと。デスクランプを用意するなど組み合わせも必要。
22.トップライトを設置する
・電気代削減効果(コストダウン度)
就業時間(9時~18時)の約70%は証明を止めることが可能。
・導入費用
初期費用5万/m(目安)ランニングコストとしては、年1回の窓の清掃をおすすめします。
・導入時のポイント
新築でなくても対応可能です。窓に拡散板を設置すると、日だまりもできなくなります。
23.PPS事業者から電気購入
・電気代削減効果(コストダウン度)
2~5%のコスト削減になります。
・導入費用
設備投資等の経済的な負担は、原則ありません。
・導入時のポイント
大口電気需要の事業所(6KV以上を受電)が対象。
24.バイオマス発電
・電気代削減効果(コストダウン度)
1kw16円~23円で供給可能。助成金を活用すれば更に安い電気料金になる。
・導入費用
6000万円ほどの投資が必要
・導入時のポイント
ナノフュエル社の液体バイオマス発電のための設備投資は一括償却できるという税制面での優遇措置あり。
25.電気代コンサルの活用
・電気代削減効果(コストダウン度)
電気代削減専門のコンサルタント。幅広い施設で10%以上の削減効果のあるコンサルタントもいます。
・導入費用
初期費用なし、成功報酬型、無料診断など。
・導入時のポイント
コンサルタントごとの実績、プランを比較検討することが望ましいです。
26.電子ブレーカーの設置
・電気代削減効果(コストダウン度)
導入によって電力会社との契約を見直しが可能。契約電力の大幅カット(約50%)が可能。
・導入費用
概ね50万円程度。それに工賃がかかってきます。
・導入時のポイント
買取、リース、レンタルなどあります。
27.時間帯割引契約
・電気代削減効果(コストダウン度)
電力設備の効率的な利用のために、電力使用量の多い日中より電力使用量の少ない夜間を割安に下メニュー。
・導入費用
特になし。
・導入時のポイント
電力会社によって値下げ幅や価格は異なります。
28.契約アンペアを下げる
・電気代削減効果(コストダウン度)
一度に大きな電力を使わないことに留意し、契約アンペア数を下げることにより上限金額を下げ、コスト削減に導く。
・導入費用
東電の場合、50Aから40Aに下げると年間3372円得になります。(小店舗など)
・導入時のポイント
電力使用を一度に集中させないなど、社内での徹底が必要。
29.待機消費電力を削減
・電気代削減効果(コストダウン度)
一般家庭で計算しても年間7,000円弱の削減量なので、工場などで行えば、更に削減が見込まれる
・導入費用
特になし
・導入時のポイント
社内での規律強化が求められる。
30.軽量型太陽光発電を導入
・電気代削減効果(コストダウン度)
軽量化や高効率化が進んでいる。
・導入費用
設備投資の回収期間は10年以上と言われている。
・導入時のポイント
耐震補強の心配なく設置ができます。
31.電気不要の自動ドア
・電気代削減効果(コストダウン度)
電気代0円。
・導入費用
50万円~100万円程度
・導入時のポイント
備え付けの板を踏むことによってドアが自動開閉。