高尾山便り20150416

4月16日までの高尾山便りです。






稚児百合20150416-1-a
チゴユリ(稚児百合)の花を見つけました。


稚児百合20150416-6-a
下向きに咲く可憐な花、6本の雄蕊が花粉を出してます。


稚児百合20150416-5-a
無理して正面から撮ってみました。
だいぶ感じが変わりますね。柱頭は3本です。


藪人参20150416-2-a
藪で咲くヤブニンジン(藪人参)、たくましいですね。


藪人参20150416-4-a
花序には両性花と雄花が混在してます。


藪人参20150416-3-a
大きな子房を持つ両性花は花が終わり2本の柱頭が残ってます。
中心部に細い花柄を持つ5個の雄花が残ってます。


藪人参20150416-94-a
雄花のアップ、5本の雄蕊と5枚の花彼片が見えます。


藪人参20150416-93-a
両性花には2本の太い柱頭が目立ちます。
雄蕊は花粉を出します。
この写真では1本の雄蕊は遅れて、まだ花彼片の中に隠れてます。


母子草20150416-1-a
ハハコグサ(母子草)が元気に咲き始めたので、改めて撮ってきました。


母子草20150416-3-a
数十個の頭花が集まった花序です。


母子草20150416-7-a
周辺の小花は開花し、中央部の大きな筒状花が蕾状態の頭花です。


母子草20150416-8-a
1個の大きな筒状花が咲いた頭花。
花弁は5歯に割れ、まだ花粉は出てません。


母子草20150416-91-a
5個の筒状花が咲いた頭花、もう花粉も出してます。


蔓鹿子草20150416-1-a
崖下のワサビを狙って白い花を望遠で撮りました。
拡大して見るとツルカノコソウ(蔓鹿子草)、裸眼では限界です。


山葵20150416-1-a
今度は葉を頼りに写真を撮りました。これがワサビ(山葵)です。
株の周辺に4本の花序が立ち上がってました。


山葵20150416-2-a
今度は間違えずに撮影しました。
花序の下の方では既に実が出来ており、かなり前から咲き続けてたようです。


山葵20150416-3-a
最大に拡大し、アブラナ科らしい4枚の花弁と6本の雄蕊、1本の花柱を確認できました。



千鳥の木20150412-6-a
カエデの仲間、チドリノキ(千鳥の木)に花が咲きました。
これは雄木に咲く雄花序です。


千鳥の木20150412-73-a
雄花には雄蕊が6本、花彼片6枚です。


千鳥の木20150412-83-a
花粉を出し始めた最盛期の雄花。


千鳥の木20150416-1-a
これが雌木に咲く雌花序です。


千鳥の木20150416-2-a
柱頭が2本、子房では緑色のプロペラが成長を始めてます。


千鳥の木20150416-5-a
雌花には数個の雄蕊が付いてますが、退化しており花粉は出ないと思います。


立柳20150410-3-a
またまた面倒なヤナギの仲間を1題。
4/10に撮った写真で、タチヤナギ(立柳)の雄木だと思います。


立柳20150410-4-a
咲き始めの雄花序、小花には3本の雄蕊があるような。


立柳20150410-5-a
花粉を出してる花序、大量の雄蕊が並びます。


立柳20150410-82-a
アップ写真、1個の雄花には3本の雄蕊と1枚の苞葉が見えます。
雄蕊が3本は、かなり決め手になります。


立柳20150410-83-a
タチヤナギならば腺体が2本付くはずですが、はっきり見えませんでした。
小さな緑色の棒が見えてますが、これが腺体なのでしょうね。


桑20150416-2-a
クワ(桑)の木が蕾を出してました。
まだ雌雄は判りません。


大葉馬の鈴草20150416-1-a
オオバウマノスズクサ(大葉馬の鈴草)も新葉と蕾を出してました。


大葉馬の鈴草20150416-3-a
タツノオトシゴのような、独特の形状の蕾ですね。


蔦漆20150416-1-a
ツタウルシ(蔦漆)がやや赤く染まった新葉を伸ばしてきました。


蔦漆20150416-3-a
葉の付根を見ると、もう蕾を出してました。
スポンサーサイト

高尾山便り20150412-2

4月12日までの高尾山便り、その2です。







三手楓20150412-71-a
雌雄異株のミツデカエデ(三手楓)の大木が、たくさんの花序を出してます。


三手楓20150410-7-a
雄木は低所の枝にも花が付きますので、撮影は楽です。


三手楓20150410-91-a
開花途中の雄花、毛が付いたガク片4枚、花弁が4枚、雄蕊が4本です。


三手楓20150410-93-a
開花した雄花、黄色い葯から黄色い花粉が出ます。


三手楓20150412-4-a
昨年の実殻を頼りに雌木を探します。
雌花序は高所にしか付かないので、撮影泣かせです。


三手楓20150412-6-a
まだ開花直後なのでプロペラは見えず、鍬形の角のような雌蕊が見えてます。


三手楓20150412-3-a
何とか拡大して、2本の柱頭をアップにしました。


板屋楓20150412-3-a
以前掲載して紹介しましたが、イロハモミジは雌雄異花同株で且つ雌雄異熟です。
つまり、一本の木に雄花と雌花が咲きますが、同時には開花せず、順番に咲きます。
更に面倒なことに、雌花が先に咲く木と雄花が先に咲く木とが有り、それぞれ雌性先熟個体と雄性先熟個体と呼ばれます。

私が今までに見てきたイタヤカエデ(板屋楓)は、全て、雄花が先に咲き、終わってから雌花が咲く個体でした。
そこで今回は徹底的に、とは言っても、大木10本弱の写真を撮って調べてみました。
結果は、一本だけ、雌性先熟個体がありました。
まずこの写真は、高頻度で見かける雄性先熟個体の大木、見上げるばかりです。


板屋楓20150412-71-a
花序一つに狙いを付けて撮影、小花は全て雄蕊を伸ばし柱頭を持たない雄花です。


板屋楓20150412-73-a
ダメ押しにもう一枚、未開花の蕾が雌花で、後日開花すると想像してます。


板屋楓20150412-1-a
こちらが雌性先熟個体の花序、2個の花序が写ってますが、雄花は見えません。
柱頭を広げた雌花が数個見えます。


板屋楓20150412-2-a
雌花には花糸が短い退化した雄蕊が付いてますので、やや見難いですね。
今回の写真にて、イタヤカエデも雌雄異熟で、二種類の個体がある事が確認できました。


瓜楓20150410-1-a
ウリカエデ(瓜楓)は雌雄異株と言う事ですので、この木は雄木になります。


瓜楓20150410-2-a
雄花序には10個弱の雄花が付き、一斉に全部が開花します。


瓜楓20150410-3-a
ウリハダカエデと似てますが、葉の形状で明確に区別できます。
雌木を見つける自信が無いので、今回は雄木だけを掲載しました。


梨20150412-1-a
毎年、実の写真を撮ってた小仏川沿いのナシ(梨)の木、今年ようやく花の写真が撮れました。


梨20150412-5-a
梨の花の葯は黒色だと思ってましたが、開花直後は綺麗なピンク色なんですね。


梨20150412-8-a
一輪をアップで撮って、5個の柱頭を確認しました。
カメラの性能に感謝です。


月桂樹20150412-1-a
植栽されたゲッケイジュ(月桂樹)、3本目の木を見つけました。
クスノキ科らしい雄花、数本の雄蕊が立ち上がってます。
残念ながら今回も雄木で、また雌花の写真はお預けです。


深山延齢草20150412-1-a
ちょっと理由があって、ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)を再び撮りました。


深山延齢草20150412-5-a
お邪魔虫が居ますが、これが花のアップ、3の倍数が基本の白っぽい花です。


延齢草20150412-1-a
こちらがエンレイソウ(延齢草)の花です。
以前は「花弁の有無だけが違いだ」と言う風に書きましたが、拙かったですね。
明らかに、雄蕊の色が違います。軽率でした。


延齢草20150412-2-a
赤紫色の雄蕊から出る白い花粉、良い色彩です。


犬四手20150410-1-a
幹径が40センチを越えるイヌシデ(犬四手)の大木が、大量の雄花序を垂らしてました。


犬四手20150410-2-a
仲間の中では、細くて長い花序ですね。


犬四手20150412-1-a
これは別所の中木、新葉の先端から雌花序が出てきました。


犬四手20150412-3-a
雌花序をアップで撮ると、苞葉とピンク色の柱頭が見えました。


犬四手20150412-5-a
これは枝先に付く「イヌシデメフクレフシ」と言う名の虫えいで、同定の決め手になります。


熊四手20150412-1-a
似たもので、クマシデ(熊四手)も花が咲いてます。


熊四手20150409-3-a
これは雄花序のアップ、苞葉が横に開いてるので花序が太く見えます。


熊四手20150412-2-a
花粉を出し終えると、葯が小さくなります。


熊四手20150412-3-a
こちらは新葉から出てきた雌花序。
まだ早過ぎて、辛うじてピンク色の柱頭が見えたところです。


熊四手20150412-4-a
クマシデの同定には、この太い実殻が有効です。

高尾山便り20150412

4月12日までの高尾山便り、その1です。





ヒアシンソイデス・ヒスパニカ20150409-1-a
ほぼ雑草扱いのヒアシンソイデス・ヒスパニカ、カタバミやイタドリと競争で咲いてました。


ヒアシンソイデス・ヒスパニカ20150409-2-a
旧名はシラー・ヒスパニカ、春の花壇に好んで使われます。


三葉崑崙草20150412-3-a
ミツバコンロンソウ(三葉崑崙草)の花を撮ってきました。
株全体の印象は、コンロンソウよりはトウゴクサバノオに近い感じです。


三葉崑崙草20150412-8-a
アブラナ科ですので、花弁4枚、雄蕊6本、柱頭1個、と標準通りです。


三葉崑崙草20150412-5-a
咲き始めの花では、6本の雄蕊が花柱を取巻いてます。


三葉崑崙草20150412-9-a
コンロンソウの仲間の花は全て似てますが、葯が紫色なのは本種だけですね。


山延胡索20150412-1-a
ヤマエンゴサク(山延胡索)の細葉タイプを撮りました。
高尾山周辺では、このタイプをササバエンゴサクと呼ぶ人が多く、この名で通用します。
ただしネットで調べると、ササバエンゴサクはヤマエンゴサクの別名と説明されてます。
私は当分、「ヤマエンゴサクの細葉タイプ」と呼ぶことにします。


山延胡索20150412-2-a
葉の形状が似たエンゴサクの仲間として、ミチノクエンゴサクが有るのですが、花弁のくびれ方が違うようです。


羅生門葛20150412-1-a
ようやくラショウモンカズラ(羅生門葛)が咲き始めました。


羅生門葛20150412-2-a
一際目を引く青い花です。


羅生門葛20150412-3-a
花冠の上部に付いた4個の雄蕊と二股の柱頭、上手く撮れませんでした。


有明菫20150406-1-a
白いスミレの仲間、アリアケスミレ(有明菫)が咲いてました。


有明菫20150406-2-a
白地に紫条の花弁が綺麗です。


有明菫20150406-5-a
花弁の奥と柱頭は薄緑色です。
側弁に毛が有り、形状はスミレと似てます。


斑入源氏菫20150406-1-a
民家の石壁でフイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)が蕾を出してました4/6。


斑入源氏菫20150409-4-a
4/9には開花してました。


斑入源氏菫20150409-5-a
側弁の毛は長くて濃くて、柱頭が良く見えません。


赤斑立坪菫20150412-2-a
タチツボスミレの変種でアカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫)です。
変種は取り上げたくないのですが、余りに見事な赤斑だったので葉とセットで撮りました。


麓菫20150412-1-a
今年の花は早いかと、フモトスミレ(麓菫)を見てきましたが、やはり蕾でした。


姫空木20150412-1-a
この季節、蕾を出してる潅木が多いですね。
これもその一つ、ヒメウツギ(姫空木)です。


姫空木20150412-4-a
こうして、昨年の実殻と一緒に撮ると、迷いません。
白い空木の仲間の一番手、5月上旬には甘い匂いと共に開花しますね。


額空木20150412-2-a
これも似た蕾ですが、ガクウツギ(額空木)です。


額空木20150412-5-a
探してみると装飾花に付く3枚のガク片が見つかります。
まだ緑色ですが、大きくなると真っ白になります。


額空木20150412-7-a
この木にも実殻が付いてました。
装飾花にも実が出来ると言う、証拠写真ですね。


小紫陽花20150412-1-a
更に蕾を追って、これはコアジサイ(小紫陽花)です。
開花予定は5月下旬、まだ先ですね。


瓜の木20150412-2-a
この新葉と蕾、現地では何だか判りませんでした。
帰ってから調べて、ウリノキ(瓜の木)だと判りました。


類葉牡丹20150412-1-a
前回に続いてルイヨウボタン(類葉牡丹)です。
高尾山周辺では、まだ蕾でした。あと一週間かな。


春楡20150412-1-a
ハルニレ(春楡)の木が緑色に色付いてきました。
まだ新葉は展開前で、色の主は実に付いた鰭です。


春楡20150412-2-a
花序ごとに10個程度の緑色の実が出来ており、大きな薄緑色の鰭が付いてます。
花柄の先にはまだ赤い雄蕊が残ってますね。


蔓竜胆20150412-1-a
季節外れの赤実、ツルリンドウ(蔓竜胆)です。


蔓竜胆20150412-2-a
返り咲きの花に実が付いた、と思うのですが、根拠は有りません。

高尾山便り20150410-2

4月10日までの高尾山便り、その2です。





三葉木通20150410-1-a
ミツバアケビ(三葉木通)の花です。
大きな花が雌花、小さな花の塊が雄花序です。


三葉木通20150410-6-a
雌花は3枚の花彼片に数本の花柱、雄蕊は有りません。
花柱先端部の柱頭がネバネバで光ってます。


三葉木通20150410-2-a
こちらは雄花序、十数個の小花の集団です。


三葉木通20150410-4-a
3枚の花彼片は反返り、バナナのような雄蕊は6本です。


三葉木通20150410-5-a
太い花糸の根元、花床の中心部に3個の退化した雌蕊が見えます。


三葉木通20150410-3-a
1本の雄蕊には2個の葯が付いており、花粉が出ても形状が変わりません。


木通20150410-4-a
こちらはアケビ(木通)の雄花序です。
花彼片は薄紫色から白色まであります。


木通20150410-3-a
花の中央部に、数個の退化した雌蕊が見えます。


木通20150410-1-a
これが雌花の蕾、残念ながら開花してませんでした。


目木20150410-1-a
メギ(目木)が開花してました。


目木20150410-4-a
開いている5枚がガク片、立ち上がってる5枚は花弁、似た色合いです。


目木20150410-6-a
雄蕊は5本、ボルトの頭部のような柱頭が1個です。


板屋楓20150409-1-a
イタヤカエデ(板屋楓)が新葉と花序を出してました。


板屋楓20150409-3-a
まだ開花初期なので、雄花ばかりが見えます。
時が経つと雌花が咲いてきます。


赤四手20150409-1-a
アカシデ(赤四手)が雄花序と雌花序を垂らしてます。


赤四手20150409-61-a
花粉を出してる雄花序です。


赤四手20150409-64-a
1枚の苞葉の下に数個の雄蕊が集まり、1個の雄花を構成してます。


赤四手20150409-65-a
赤い葯には白毛が付いており、割れると白い花粉が出てきます。


赤四手20150409-67-a
花粉が出尽くした雄花を見ると、花糸が中央に集まってるのが見え、雄花の実感が湧きます。


赤四手20150409-33-a
雌花序は、枝先の新葉の中から現れます。


赤四手20150409-74-a
柱頭はピンク色のブラシ状物です。
雌花一個から2本出てるようですが、良く判りませんでした。


赤四手20150409-73-a
また、苞葉一枚に雌花が1個なのか2個なのか、それも判りません。
これ以上は花を分解しないと解析できませんね。


花梨20150410-1-a
カリン(花梨)がピンク色の綺麗な蕾を見せてました。
高所で上向きの花が咲きますので、開花しても満足な写真を撮れません。


丸葉青だも20150410-1-a
マルバアオダモ(丸葉青だも)が花序を出してます。


丸葉青だも20150410-4-a
開花の定義が解かりませんが、大量の小花が雄蕊と花弁を並べてます。


日陰躑躅20150410-1-a
付足しで、森林科学園の花を紹介します。
最初はヒカゲツツジ(日陰躑躅)、緑色の花なんですね。


日陰躑躅20150410-3-a
雄蕊が10本、黄緑色の柱頭を持った花柱が一本です。


花の木20150410-1-a
ハナノキ(花の木)に赤い実が付いてました。
3/28に花の写真を載せてから、滅法早いですね。


花の木20150410-2-a
まだ葉が展開してないのに、開花から結実まで進んでしまいました。


類葉牡丹20150410-3-a
これは高尾山にもあるルイヨウボタン(類葉牡丹)、早くも開花してました。


類葉牡丹20150410-4-a
花の形が独特ですね。


類葉牡丹20150410-9-a
開花直後で花粉を出す前の花、雌蕊の先端が曲がって妙な形です。


類葉牡丹20150410-8-a
花粉を出し始めた花、この花は花彼片の幅が狭いですね。


類葉牡丹20150410-7-a
この花もメギと似た状況で、開いた大きな花弁風の物はガク片です。
そして、雄蘂を囲んでる小さなものが花弁です。

高尾山便り20150410

4月10日までの高尾山便り、その1です。






山躑躅20150410-1-a
ヤマツツジ(山躑躅)が咲き始めました。


山躑躅20150410-2-a
雄蕊が5本、雌蕊が1本、同色系ながら何とか見えますね。
やがて満開になると、一気に春らしくなります。


接骨木20150410-2-a
ニワトコ(接骨木)の花、緑色の花序が白くなると開花です。


接骨木20150410-7-a
5枚の花弁が開くと5本の雄蕊、3個の茶色の柱頭を乗せた雌蕊が現れます。


接骨木20150410-8-a
花弁は反返り、雄蕊が花糸を伸ばします。


接骨木20150410-4-a
やがて花粉を出しますが、色の変化が乏しくて、パッとしません。


長実雛芥子20150410-1-a
道路沿いに繁殖してるナガミヒナゲシ(長実雛芥子)を撮りました。


長実雛芥子20150410-3-a
幸いなことなのか、あまり高尾山には広がりませんね。
いくら綺麗な花でも、不要な場所で咲けば雑草です。


いろは紅葉20150410-5-a
イロハモミジ(いろは紅葉)に小さな花が咲きました。
雌雄同株ですが、この木は雄花が先に咲くタイプです。
花序には雄花だけが開花し、終わった頃に雌花が開花します。


いろは紅葉20150410-8-a
雄花には、赤いガク片が5枚、白い花弁が5枚、雄蕊が8本です。
この数字は標準的なものであり、かなり曖昧です。


いろは紅葉20150410-1-a
こちらは雌花が先に咲くタイプの木です。


いろは紅葉20150410-2-a
花序には雌花だけが見え、雄花は蕾のままで未開花です。


いろは紅葉20150410-4-a
雌花には、赤いガク片が5枚、白い花弁が5枚、花粉を出さない雄蕊が8本、柱頭2枚です。


いろは紅葉20150410-3-a
横から見ると、幅の狭いガク片と幅広の花弁が良く見えます。


小葉の立浪20150409-1-a
一号路のコバノタツナミ(小葉の立浪)、返り咲きが終わって本咲きになりました。
大量の蕾が見えてます。


小葉の立浪20150409-4-a
折角これから咲くのですが、やや見飽きられてしまいましたね。


姫韮20150409-2-a
ヒメニラ(姫韮)の雄蕊を捜して、30輪ほど撮ってみましたが、結局見つかりませんでした。
この写真は退化した雄蕊が見える物。


姫韮20150406-1-a
これは花糸のような物が見えます。


姫韮20150409-1-a
開花直後の開口部が狭い花です。


姫韮20150409-3-a
咲き終わって花から実に変わりました。


貝母20150409-2-a
改めてバイモ(貝母)を整理して撮ってきました。
この写真は主茎の頂点に咲いた花です。


貝母20150409-3-a
雌蕊が退化した雄花であることが多かったです。
中央に3本の柱頭を広げた小さな雌蕊が見えます。


貝母20150409-1-a
こちらの写真は2番目以下の高さで咲いてる花です。



貝母20150409-4-a
殆どの花が正常雌蕊を持った両性花でした。
今回、雄花と両性花が混ざってることを確認しました。
どのように咲き分けているかについては、余り厳密ではないようです。


貝母20150409-5-a
危うく、この写真を載せそうになりました。
この花は花彼片と雄蕊が7個の異常花でした。
花弁数などもまた、さほど厳密ではないですね。


双葉葵20150409-3-a
完全に開いたフタバアオイ(双葉葵)を撮りました。
この花は、全12本の雄蕊が立ち上がって花柱と合体してます。
1本の雄蕊には2個の葯が付いてます。


双葉葵20150409-1-a
この花は、半分の6本の雄蕊が立ち上がり、既に花粉を出し始めてます。


楮20150409-1-a
コウゾ(楮)が雄花序と新葉を出してました。


楮20150409-2-a
この新葉の中から雌花序が現れます。
良く見ると、葉の根元の方に出来かけの玉のような雌花序が写ってますね。


鎌柄20150409-2-a
カマツカ(鎌柄)が大量の蕾を並べてました。
秋の赤実を連想する赤い蕾です。


花筏20150409-1-a
ハナイカダ(花筏)の新葉に蕾がついてました。


花筏20150409-2-a
たくさん付いた蕾、これは雄木の雄花の証です。


花筏20150409-3-a
こちらは雌木に付いた雌花の蕾、1枚の葉に1個です。


花筏20150409-4-a
カプセルのような蕾ですね。
プロフィール

Author:6WC5
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR