裁判:サンデー毎日記事巡り稲田氏が本社提訴
毎日新聞 2015年04月17日 12時05分
サンデー毎日の記事で名誉を傷付けられたとして、自民党の稲田朋美政調会長が発行元の毎日新聞社を相手取り、550万円の損害賠償などを求める訴えを大阪地裁に起こした。17日の第1回口頭弁論で毎日新聞社は請求棄却を求めた。
訴状によると、サンデー毎日は2014年10月5日号で、稲田氏の資金管理団体が10〜12年、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の幹部と行動する8人から計21万2000円の寄付を受けたと指摘。稲田氏について「在特会との近い距離が際立つ」とする記事を載せた。
稲田氏側は「寄付を受けることは寄付者の信条に共鳴していることを意味しない」と主張。記事によって「在特会を支持していると読者に受け取られ、(稲田氏の)社会的評価を低下させる」と訴えている。
▽毎日新聞社社長室広報担当の話 記事は十分な取材に基づいて掲載しています。当方の主張は法廷で明らかにします。