2015年4月17日05時00分
朝日新聞社は2014年5月26日付で「報われぬ国第2部 ワンマン理事長“暴走”」の記事を掲載しました。そのなかで、社会福祉法人「ひまわりの会」(川崎市)の理事長が同会に寄付された土地を理事会にはからずに売却し、理事長の報酬などの増額を理事会の承認なしに決めたとの誤解を与える表現がありました。また、同会が照明器具を理事長の親族の会社から購入したとの誤解を与える表現と見出しがありました。ひまわりの会と同会理事長、関係者、読者のみなさまにおわびし、関係する記事を訂正し、一部を取り消すとともに「ワンマン理事長“暴走”」「社福法人の私物化」「親族から備品購入」の見出しを取り消します。
記事中の「土地の使い方を理事会にはかった形跡はなく、」は「土地を基本財産とするか、運用財産とするかなどの資産区分を理事会で明確にするように(川崎市が)指摘した。」と訂正し、理事長の報酬などの増額について「明確な規定も理事会の承認もなく、」は「理事長の報酬に関する規定を明確にするように(川崎市が)指摘した。」と訂正します。川崎市が同会に対する指導監査で、寄付された土地の資産区分を理事会で決め、理事長の報酬などについて明確な規定を理事会で定めるよう指摘したことをもとに記事にしましたが、同会は土地の売却や理事長報酬などの増額については理事会で承認していました。また、理事長の親族が社長を務める会社が、理事長の紹介で、理事長が就任前まで監査役を務めていた会社に照明器具を納めたという部分は、同会が購入したわけではありません。この部分を取り消します。いずれも事実関係の確認が不十分で、正確に記述しなかったため、誤解を与える表現となりました。
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