村上春樹氏、世界で最も影響力のある100人に
2015年4月17日0時28分 スポーツ報知
米誌タイムは16日、毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表し、日本人からは作家の村上春樹さんと、著書が世界的な話題作となった片付けコンサルタント、近藤麻理恵さんを選んだ。
村上さんは「時代の象徴」部門の1人に挙がった。故ジョン・レノンさんの妻オノ・ヨーコさんが「偉大な想像力を持った作家。日本政府が保守化する中、村上さんは平和に向けた貴重な声になっている」と論評した。
「芸術家」部門で選ばれた近藤さんはベストセラー「人生がときめく片づけの魔法」の著者。英語版が米国などで発売されるなど、計約30カ国での翻訳が決定。触ったときに「ときめき」を感じるものだけを残し、あとは捨てるという発想が強い印象を与えており、米インターネット通販大手アマゾン・コムの読者評価も極めて高い。
女優ジェイミー・リー・カーティスさんが論評を寄せ「もしタトゥーを入れるとすれば『ときめき』にしたいぐらい、ミス・コンドーを尊敬している」とコメントした。
各国の指導者ではオバマ米大統領やロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相、北朝鮮の金正恩第1書記らを選出。昨年選ばれた安倍晋三首相は入らなかった。
フランスの経済学者ピケティさんや、昨年のノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイさんらも選ばれた。(共同)