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卵子の老化防止に効果!? 「梅で妊娠力アップ」研究の中身とは…

2015年04月16日 20時00分
提供:美レンジャー

30歳、35歳、40歳と年齢が増えるごとに妊娠しにくくなっていくのは、卵子も私たちの皮膚や髪などの細胞と同じように歳とともに老化が進んでいくからとされています。そんな中で女性が妊娠までたどり着く方法のひとつが、専門医の下で行われるさまざまな不妊治療です。
今回は、昨年発表された、日本人にとって身近な食材である梅に、妊娠をサポートする効果が期待できるという研究発表についてご紹介します。
 
不妊治療中女性の妊娠を梅が促進!?
和歌山県立医科大学と、うつのみやレディースクリニックが発表した内容によると、体外受精、顕微鏡受精、凍結融解胚移植の不妊治療を試みて良い結果が得られなかった平均年齢39.2歳の女性に対して、梅などを投与し、その効果について検証が行われたそうです。
まずDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)という、老化のプロセスを遅らせる作用のあるホルモンを1日50mg与したところ、18人のうち7人が不妊治療によって妊娠に成功。さらにそれでも妊娠しなかった女性9人に対して、DHEAに加えて脱塩濃縮梅酢を1日12ml服用したところ、5人が妊娠に成功したのです。
また別の不妊患者に梅だけの単独服用を行ったところ、10人中6人が妊娠し、4人が無事出産まで至るという結果になりました。
 
梅の何が妊娠をサポートしたの?
同研究者たちが発見したのは、梅に含まれる3,4-DHBAという成分。細胞は加齢などの酸化ストレスによって、細胞の変形などが起き、最後には細胞死にまで至ってしまいます。これは卵子の細胞の場合も同じことですが、3,4-DHBAという成分が、卵子の周囲を取り巻く顆粒膜細胞を加齢などの酸化ストレスダメージから保護することがわかったのです。
つまり梅が、加齢による卵子の老化スピードを緩やかにし、妊娠しやすくさせていると予測できるようです。
 
梅が持つその他の効果
肉類や白砂糖などばかりを摂っていては、体は本来アルカリ性であるのに酸性に傾いてしまい、どんどん老化が進んで、さまざまな部分に支障をきたしてしまいます。しかし梅には、酸化してしまった体をアルカリ性に戻して、さらに血液をサラサラにしてくれる効果があることがわかっています。
整腸作用や殺菌作用、それに疲労回復など梅には幅広い健康効果もあり、これらも妊娠を望む女性の健康な体づくりに一役買っているのかもしれません。
 
身近な食材でできる、梅の妊活。気になった方は試してみませんか?
 
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【参考】
※ 梅の不妊治療成績改善効果と その作用メカニズム – 和歌山県立医科大学

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