カメラ関連アクセサリーメーカーのマンフロットが iPad Air をデジタル一眼レフのリモコンにするアダプター「Digital Director」を発表しました。iPadをセットしてデジタル一眼レフに接続すれば、iPad の画面でカメラを操作する、いわゆるテザー撮影が可能となります。
Digital Director の内部には600MHz 駆動のARM Cortex A8 を搭載。Lightning 端子と USB 端子を備え、有線でデジタル一眼レフと iPad Air を接続します。有線で接続するため、WiFi で使う同種の機器 CamRanger に比べ、操作や映像のタイムラグが短いのが大きな特徴です。
マウンター部は標準で iPad Air /iPad Air 2 に対応。交換も可能で、将来発売される iPad にも対応予定とのこと。カメラとしてはキヤノンとニコンのデジタル一眼レフに対応しており、専用アプリを使って iPad Air の画面からカメラを操作できます。
接続するカメラによって使える機能に若干の差異があるものの、露出やフォーカス、絞りやシャッター速度の調整などができるほか、撮影した写真の簡単な編集操作やレーティングによる写真の整理などが可能。メール添付やSNS へのアップロードもサポートします。
また撮影機能は写真だけでなく、動画にも対応します。
撮影した写真や動画はカメラロールに保存できるほか、他の画像編集アプリへの受け渡しにも対応。大量に撮りためておいて、あとからお気に入りのアプリで加工するといった使いかたもできます。
マンフロットは、Digital Director を使えば iPad の大きくきれいな画面で写真の仕上がりを確認しながら撮影できるうえ、必要に応じてその場で加工もできるためワークフローの改善につながるとしています。
Digital Director の発売時期は6月ごろ。価格は500ドルです。