愛川欽也の容体、きょう発表　一部で重篤報道、自宅前騒然

　タレントの愛川欽也（８０）が１６日、介護が必要な状態や重篤の可能性があると一部で報じられた。

　この日、東京都内の自宅に朝から昼すぎまでに取材陣が５０人ほど駆けつける事態になった。自宅には関係者と思われる数人の男女が出入りしたが、「愛川さんの状態はどうですか？」「愛川さんは自宅にいるのか？」といった問い掛けには一切答えなかった。妻でタレントのうつみ宮土理（７１）も現れなかった。

　愛川は、約２０年司会を務めたテレビ東京系バラエティー番組「出没！アド街ック天国」を３月７日放送の通算１０００回の節目で突然降板。体調不良が心配される中、重病説も浮上したが、うつみが当時、「風邪をひいて少しせきが出て、今は自宅で休んでおります」などと否定していた。

　１５日には、自宅に救急車が出動したことや、健康状態が極めて深刻であるといった情報が広まったため、取材陣が自宅に詰めかけるなど緊迫した雰囲気に包まれたが、愛川サイドの対応はなかった。

　だが１６日、近隣の女性は救急車の出動について「来てないと思う」と否定。ひっそりと静まり返る愛川の自宅には、手荷物を持った数人の男女が入り、時間差で出てきたが、いずれも無言。しかし午後７時半ごろ、自宅前で所属事務所のスタッフが報道陣に初めて対応。「あす午前１０時にファクスでご連絡します。ご家族のご意向でそれ以上は申し上げられません」とだけ繰り返した。愛川の容体について、何らかの発表をするものとみられる。