04月16日 08時25分
広島空港で、韓国のアシアナ航空機が滑走路をそれて機体が大きく壊れた事故で、事故機は着陸の1分前まで通常の高度で飛行していたことが国土交通省への取材で分かりました。
事故機はその後、異常に低い高度で飛行し、事故を起こしたとみられ、国土交通省などは、着陸の直前の状況について詳しく調べています。
14日夜、広島空港で、韓国・インチョン発のアシアナ航空162便、エアバスA320型機が滑走路をそれて翼や左のエンジンなどが大きく壊れ、乗客・乗員あわせて25人がけがをしました。
この事故で、国の運輸安全委員会は25日に現地での調査を開始し、順次、乗員から話を聞くなどして調べを進めています。
これまでの国土交通省の調査で、事故機は異常に低い高度で飛行し事故を起こしたとみられていますが、その後の調査で、事故機は着陸の2分前には上空900メートル、また1分前には上空600メートルあまりを飛行し、通常の高度で飛行していたことが国土交通省への取材で分かりました。
国土交通省の調査で、着陸に向けての事故機のパイロットと管制官との交信は異常はなかったことが分かっていて、国土交通省などは、その後、異常に低い高度に降下したとみて着陸の直前の状況について詳しく調べています。
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